がん治療後に復職した5年後も勤務を続ける人が大企業では半数に上ることが、東京女子医科大学の遠藤 源樹(もとき) 助教(公衆衛生)の調査で分かった。
がん患者の職場復帰を長期間追跡した大規模調査は国内で初めてという。福島市で27日まで開かれている日本産業衛生学会で発表した。
調査対象は、2000年から11年末までに首都圏を中心とする大企業でがんと診断されて休職し、その後復職した20歳代から60歳までの正社員1010人。
復職の5年後も勤務を続けられた人は51%。がんの種類別では、胃がん(252人)が男性62%、女性63%、乳がん(90人)は女性63%と高かったが、肺がん(120人)は男性14%、女性31%と低かった。体調悪化などでいったん再休職した割合は復職後5年までで39%に上り、依願退職は10%あった。
遠藤助教は「長期休職を法律で保障したり、短時間勤務を導入したりすれば、もっと多くのがん患者が働き続けられる」としている。
引用元:
大企業のがん患者、半数が5年後も仕事…職場復帰を追跡調査(読売新聞 )