妊娠3カ月はいつからかというと、妊娠8週0日〜妊娠11週6日までの期間を差し「妊娠初期」に当たります。
この時期の妊婦さんのお腹の大きさや赤ちゃんの大きさ、つわり、腰痛などの不調や流産のサインにもなる出血などのマイナートラブルについてご説明します。
また体重管理と栄養バランス、日常生活で気を付けるべきこと、準備すべきことなども合せてご紹介します。安定期と呼ばれる時期に入る前の、心身ともに不安定になりがちな妊娠3ヶ月ですがリラックスして過ごせるといいですね。
妊娠3か月の妊婦さんの状態
お腹・子宮の大きさ
妊娠前はにわとりの卵くらいの大きさだった子宮。少しずつ大きくなり、3か月終盤(妊娠11週末)には握りこぶしくらいになります。
子宮は大きくなっていますが、まだ恥骨の陰に収まる大きさなので、お腹の膨らみは目立たないでしょう。このころになると、少しずつ妊娠による兆候が体に感じられるようになる人も。
生理前の胸が張るような感覚や、乳房が張ってすこし触れただけでも痛みを感じるような人もいます。妊娠初期症状は症状も感じ方も個人差がありますので、無くても問題はありません。
下腹部が少しふくらんだ?眠りづわりも。
/souさんからの体験談:
心なしか「下腹がぽっこり」しているな…とは思いました。しかし、生理前症候群のように、情緒不安定になることもなく、普段どおり過ごしていました。
なのですぐに妊娠に気が付かなかったのかもしれません。嘔吐などもなかったので、普段通り外出したり、むしろ機嫌良く過ごしていました。ただ、「眠りづわり」の影響で気分は良くても眠かったことは覚えています。しかし、寝たら良いだけだったので、特に変化は見られませんでした。
つわりによる体重増減
妊娠7週〜9週にはつわり症状がピークになる頃です。食べると吐いてしまったり、においに敏感になり気分が悪くなる症状が多く、吐きつわりの人は体重が減ってしまうことも。
逆に、空腹だと気持ち悪くなる人もいます。その場合は常に食べてしまって体重が増えすぎてしまう人もいます。
この時期の胎児は、必要なエネルギーを母体からもらうため、ママの食べた栄養はまださほど気にしなくても大丈夫です。
吐きつわりの人は、食べられるものを食べたいだけで乗り切りましょう。食べつわりの人は、空腹を満たすものの栄養バランスに気を付けましょう。
この時期体重が増えすぎると、後半に向けて体重コントロールが大変になったり、妊娠中毒症などの病気が心配になりますので注意が必要です。
妊娠悪阻、つわりとは?時には入院も!その原因や症状について
吐きづわりで4キロも減ってしまった
T.Yさんからの体験談:
妊娠初期の2ヶ月らへんから段々と食べられなくなっていきました。
最初の方はかろうじて、ゼリーなどを口にできていたのですが、3ヶ月らへんになってくると水分を取るタイミングを少しでも狂ってしまうと、吐き悪阻。 精神的に参っていました。
なので、急激にたべなくなったからか、体重は妊娠しているにも関わらず、四キロは落ちていました。食べていないから寝れず、イライラも極限状態で、自分でも腹が立つぐらいやつれていました。
胎動?
子宮は大きくなり始めていますが、まだお腹の外側から膨らみを感じるほどはありません。このころ「胎動かな?」と思うような感覚を感じる人もいるようですが、まだ胎児は小さく外へ感じる動きまではできないです。
ホルモンバランスの変化で腸の動きが活発になり、蠕動運動が胎動と似ているため、胎動と勘違いしてしまうことが考えられます。
また、下腹部に膨満感を感じる人もいます。これも、ホルモンバランスの変化に腸が影響していたり、便秘がちになりガスが溜まってしまうために起こるとされています。
おりものの変化、出血について
妊娠初期は体調が不安定な時期。「おりもの」はこの時期、体調変化のサインになる重要なものです。妊娠初期は、おりものの量が増える傾向にあります。量が多い以外に変化が無ければ心配いりません。
しかし、色が付いていたり臭いがある、かゆみや痛みを伴うなどの症状があれば、かかりつけ医に相談しましょう。
この時期は体質が変化し、デリケートになりがちです。カンジダ症などの感染症である場合もあります。中には胎児に影響を与えるような感染症もありますので、早めの相談をおすすめします。
おりものに少量の出血が混ざっている場合もあります。安静にして、すぐに止まる出血であればさほど心配はいりません。とはいえ、初期の出血は切迫流産などの兆候でもあります。
もしトイレで確認するたびに混じるような場合には、かかりつけ医に連絡をしましょう。
妊娠3か月の赤ちゃんの大きさ、状態
成長
胎芽と呼ばれていた赤ちゃんは、8週に入ったころから「胎児」と呼ばれるようになります。11週の終わり頃には9cmくらいの大きさ。
体がより人間らしい体に成長し、心拍も「ドッドドッ!ドッドドッ!」と心音付きで確認できる頃です。このころの胎児には、大きさにあまり個人差がありません。
そこで、頭のてっぺんからおしりまでの長さ(頭殿長(CRL))を測った際の大きさで、妊娠週数を推定でき、出産予定日を算出します。
それまでは「最終月経開始日」から計算されていたので、予測の出産予定時期と成長のズレなどがあっても、ここで修正されます。
反応が見られるかも?
この頃の超音波診断では、すっかり人間らしい姿に成長した赤ちゃんが確認できるようになります。まだ10cmにも満たない小さな体ですが、元気に動くようになります。
羊水の中でピョン!と動いたり、手足を動かしたりする場面に出会えるかもしれません。記念に貰えるエコー写真が楽しみになってくる時期ですね。
内臓が形成される頃でもあり、羊水を飲んで尿を排泄することも始めます。そして、11週頃には外性器が形成され、男女の差が出てきます。ただし、まだとても小さいので、超音波で確認できるようになるのはもう少し先です。
妊娠3ヶ月で注意すべき症状、病気、マイナートラブルは?
腰痛、便秘、色素沈着
・腰痛
妊娠3カ月ころになると、「リラキシン」という卵巣ホルモンが分泌されはじめます。これは産後2〜3日目まで出るといわれ、関節を緩める作用があります。
リラキシンは関節を支えている「靭帯」を緩めるとされていて、支えるために筋肉や関節へのストレスが増えます。そこへお腹が大きくなるにつれて、無理な姿勢を取るようになり、腰への負担も大きくなるという訳です。
・便秘
妊娠すると「プロゲステロン」というホルモンが増加します。このホルモンは摂取した栄養を逃さないように、腸のぜん動運動を鈍くさせます。また、つわりで食べ物が偏り、食物繊維不足などからも便秘を招いてしまうのです。
・色素沈着(しみ・アザなど)
個人差はありますが、妊娠中にはホルモンバランスが変化し、メラノサイトの活動を活発にしてシミやソバカスが増えてしまいます。また、妊娠中は紫外線に弱くなり、シミができやすい時期でもあります。UVケアをお忘れなく!
妊娠中の腰痛はなぜおこる?原因と緩和するための対策
腰痛、便秘、色素沈着への対処法
・腰痛
妊娠中の腰痛となると、動かないでいたほうが良いような気がしてしまいますね。激しい運動は腰に負担をかけてしまいますが、適度に体を動かすことも大事。ウォーキングなどの軽い運動をしてみましょう。
・便秘
スムーズな排便には水分補給!つわりであまり食べられなくても、水分は気にかけて摂るようにしましょう。もし食事が摂れる方は、食物繊維や乳酸菌など腸の働きを促してくれる食べ物を気にかけて摂るようにしましょう。
軽いウォーキングなど、適度な運動も大切です。良い気分転換にもなりますよ!
・色素沈着
妊娠中に増えたシミやソバカスは、ホルモンバランスの変化によって増えた場合、産後自然に消えることが多いようです。
ただし、紫外線対策を怠ってしまいできたものは消えませんので、外出の際には日焼け対策を!出来てしまったシミは、産後にビタミンCなどを摂取したり、美白ケアが必要になったります。
早期流産、歯科系治療について
・早期流産
妊娠初期に起こる流産を「早期流産」といいます。妊娠初期の流産は、そのほとんどが染色体異常によるもので、ママのせいではありません。なので、妊娠初期に流産を起こさないようにするための注意点といっても難しいですね。
もしこの時期に出血があった場合は、安静にして様子を見ましょう。出血量が増えたりずっと続く場合や、腹痛を伴う場合は、すぐにかかりつけ医に連絡しましょう。
・虫歯治療などの歯科系治療
妊娠中はお口の状態が悪くなりがちです。ホルモンバランスの変化によって歯肉炎にもなりやすくなります。お腹が大きくなってくると、診療台に仰向けの体勢にならないといけない歯科医院の治療は辛いもの。
つわりがきつい場合は無理しなくても構いませんが、お腹が大きくなってくる前に歯科検診を受け、安定期のうちに治療が終われるようにしたいものですね。
妊娠中の流産の原因|流産がおこりやすい時期や症状
妊娠3ヶ月の過ごし方
食事
妊娠3カ月頃は黄体ホルモンが活発に働く時期です。黄体ホルモンは良質たんぱく質とコレステロールによって作られています。牛乳や卵から摂取できますので、1日1杯の牛乳と1個の卵が目安。
その他にはビタミン群や鉄分、葉酸などを気にかけて摂取しましょう。ただし、この時期はつわりがピークになる頃でもあります。
この時期の胎児は、母体の蓄えていた栄養で成長に必要な栄養は十分だと言われています。つわりで食事が思うように摂れない人は、「食べたいものを食べたいときに食べれるだけ」で大丈夫です。
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運動
妊娠3カ月頃は、まだ胎盤が完成しておらず不安定な時期です。日常的に運動の習慣のある人でも、飛んだり跳ねたりするような運動は避けましょう。
ただ、妊娠は病気ではないので、動かないで安静にしているというのもストレスが溜まりますよね。日常生活は普通に過ごせますので、気分の良い日に外へ散歩に出かけてみたりしてはいかがでしょうか?
家では辛いつわりも、外出すると和らぐということも。気分転換にもなりますよ。
母子手帳をもらい分娩計画を考え始めましょう
この頃になると、母子手帳が交付されます。自治体によって受け取り方がさまざま。ご自分で申請して受け取りに行かなければならない場合は、忘れずに申請しましょう。
中に健診無料券など付いていることもあります。赤ちゃんの大きさをエコーで測定できるようになるので、正しい妊娠週数と出産予定日が判ります。
病院によっては早めにお産の予約を聞かれることも。かかりつけの産院で出産するのか、里帰り出産するのかなどの予定を家族で話し合いましょう。
お風呂は?自転車は?
安定期までもうすこし!この時期はまだ胎盤が完全でないので、重い荷物などはなるべく持たないようにしましょう。
また、長風呂やサウナは、体を温めますが、暖め過ぎは逆効果です。子宮は熱による影響を受けやすくなっています。暖め過ぎるのは血流が良くなりすぎて、流産を引き起こしてしまう可能性もあります。
また「自転車に乗ってもいいの?」というのも気になるところですよね。日常的に自転車を使っている人や上のお子さんの送り迎えなどでどうしても乗らなければならないことも。
体調が安定しているようであれば、強い振動を避け、転倒によくよく注意して乗りましょう。お腹の張りや
出血があった場合には、すぐ主治医に相談してくださいね。
お風呂でリラックス、感染予防にマスクを着用!
shizuka03さんからの体験談:
11月と寒くなり始める季節だったため、お風呂に入る際は好きな香りの入浴剤を使うとリラックスできて非常に良かったです。自分がどうしたら幸せな気分になれるかを積極的に追及し、主人にも伝えていました。
少しでも不安に思うことがあれば、検診時や子育ての先輩である母に相談することで1つ1つ不安を解消していました。
また、風邪やインフルエンザが流行り始める季節なので、外出時の風邪予防のマスクは必須ですし、インフルエンザの予防接種も忘れずに適切な時期に行うと良いと思います。
まとめ
まだお腹の膨らみがないながらも、お腹の中の赤ちゃんは胎児と呼ばれ、人間らしい動きを見ることができるようになります。
ママの体にもホルモンバランスの変化からおこる変調などから「妊娠した」という実感を感じてくるのではないでしょうか?
つわりもこの頃がピーク。もう少しで迎える安定期を目指して、母体第一でリラックスして過ごせるようにしたいですね。
引用元:
妊娠3ヶ月|お腹、赤ちゃんの大きさ、体重管理、つわり、流産について(T-SITE)