富国生命保険はこのほど、出産経験のある20〜40代の女性500人に対し「妊娠前にしておいてよかったこと」に関する調査を実施し、結果を公表した。同調査は3月14日〜16日、この10年間で第1子を出産した20〜40代女性500名を対象に、インターネット調査にて行われた。

対象者に「妊娠前にしておいてよかったこと」があるかをたずねると、93%が「あり」と答えた。「妊娠前にしておいてよかったことベスト5」は、1位「自分の時間をとってゆっくりすること」(52%)、2位「旅行に出かけておくこと」(51%)、3位「婦人科検診を受けておくこと」(47%)、4位「体にいいサプを摂取すること」(45%)、5位「医療保険に加入しておくこと」(40%)となった。

回答者のコメントを見ると、「出産後は赤ちゃん中心になり、自分のことをケアする時間がなくなった」「一番はじめの検診で子宮筋腫が発見された。妊娠前に保険に入っておくべきだったと後悔しました」などの意見も見られ、「妊娠前の準備」が重要であることが分かった。

また、「妊娠後、出産前にしておいてよかったこと」は、1位「母親学級に行くこと」(67%)、2位「ベビー服、玩具など子どもの生活用品を購入しておくこと」(56%)、3位「チャイルドシートを購入すること」(50%)となった。出産後、子どもにかかりきりになる前に必要なものを購入している実態が分かる結果となった。

続いて、「出産前後のお金の悩み」についてたずねると、回答者の7割近くが「妊娠前に想定していたより出費があった」と回答した。具体的にどのようなものが"想定外"だったか聞くと、「想定していたより出費があったもの」として1位に「ベビー用品購入」(53%)、2位に「入院・分娩費」(51%)、3位に「検診費(病院までの交通費含む)」(47%)が挙げられた。日常的に出費がかさむ「ベビー用品」のほか、「入院・分娩費」「検診費」に関しては「帝王切開になったので手術費用がかかった」などの声が多く上がった。




67%のママが、「妊娠前に想定していたより出費があった」と回答





「想定外に出費してしまったもの」の1位は、「ベビー用品購入」に


実際に"出産前後でかかった金額"をきくと、その平均は「約44万円」。対して、妊娠前に想定した"出産にかかる金額"の平均は「約38万円」という結果で、"実際にかかった金額"とは6万円の差がついた。




想定した"出産にかかる金額"と、"実際にかかった金額"との差は6万円


また、マイナビニュースが行った調査では、「妊娠中の身体の変化で一番つらかったこと」として「つわり」(54%)や「お腹が大きい・体重増加」(20%)が挙げられている。対処法としては、「ゲームやテレビ鑑賞など、なるべく夢中になれることに没頭した」「よく運動するように心がけました」などのコメントが寄せられた。


引用元:
出産前後の出費、妊婦の平均想定額は「約38万円」 - 実際の金額は?(マイナビニュース)