演奏中、乳幼児が泣いても騒いでも大丈夫――。そんな音楽イベント「ベビーカーコンサート」が16日、さいたま市北区のプラザノースで開かれ、約600人が一流のクラシック音楽を気兼ねなく楽しんだ。

 同区の子育て応援市民グループ「みに北会」が初めて企画。この日は東京芸大出身のパーカッション奏者、服部恵さんと相川瞳さんが「道化師のギャロップ」「白鳥」「さんぽ」などを披露し、動物のおもちゃも使って様々な音の「楽しさ」を伝えた。舞台の前を歩いたり泣いたりする子もいたが、大人は見守りを徹底。子どもたちにシェーカーが配られると、笑顔いっぱいに音を鳴らした。

 市内に住む佐藤有加利さん(26)は7カ月の明香里ちゃんと参加。「行きたいコンサートは未就学児不可が多い。連れて行けても実際には人目が気になりますが、今回は安心して楽しめました」と話した。


引用元:
埼玉)赤ちゃん大歓迎 ママ向けのクラシック演奏会 (朝日新聞)