先日女優の杏さんが双子の女児を出産されましたが、多くの人にとって初めての妊娠・出産は人生の一大ニュースで、その喜びは言葉にならないものでしょう。

ですが、妊娠初期は、少し経つとつわりが始まり気持ち悪くなったり、だんだんお腹が大きくなって腰が痛くなり、と体の不調を感じ、精神面では、今まで何でもなかったことに急にイライラしたり、涙が出てしまうという方もいます。

そうしてふと気づくと”マタニティブルー”に陥っている人も少なくありません。

そこで今回は、マタニティブルーの原因や症状、対策についてまとめてみました。



■そもそも「マタニティブルー」ってどんなもの?

マタニティブルーとは、妊娠中や出産後にあらわれる感情の変化のことです。

●マタニティブルーの出やすい時期

妊娠初期と妊娠後期、出産後数日〜1ヶ月の間が多いようです。

●原因

妊娠中から産後にかけて起こるホルモンバランスの乱れが原因とされています。



■「マタニティブルーあるある」7つ

以下に、実際に筆者が体験したものや先輩ママが体験したマタニティブルーあるあるをご紹介します。

(1)赤ちゃんが無事に育ってくれているのか不安

特に妊娠初期は健診も1ヶ月に1回ですし、胎動を感じていない時期は、お腹の赤ちゃんがきちんと成長しているのか不安になり、一人でアレコレ考えて悩んでしまいがちです。

(2)夫に対して冷たくあたったり、優しくできなくなる

自分がつわりで苦しんでいるのに、飲んで帰ってくるなど夫のちょっとした行動が軽率に感じてイライラしてしまう。

(3)食欲がなくなる、もしくは過食気味になる

体重増加が気になり、あまり食べられなくなったり、逆にストレスで食べてしまったりする。

(4)陣痛や出産の痛みに対して不安になる

初産だと特に体験したことのない陣痛や出産の痛みに恐怖を感じてしまう。

(5)今まで好きだった食べ物が見たくないほど嫌いになる

つわりの影響もありますが、ニオイがダメになったり、今まで好きだったのに、全く食べられなくなってしまったりして気持ちが落ちてしまう。

(6)仕事で迷惑をかけていないか不安になる

仕事中に気持ち悪くなったり、体調が悪くて休んだりすると、このまま仕事を続けていていいのか、まわりに迷惑をかけていないか不安になる。

(7)体型の変化に悲しくなったり嫌になったりする

体重が増えたり、お腹が大きくなったりすることで、そんな自分の姿を見るのが嫌になって落ち込んでしまう。

このように、マタニティブルーの症状は、わけもなくイライラしたり、急に涙もろくなったり、気分がころころ変わるなど感情にむらがあるのが特徴です。



■マタニティブルーにならないために気をつけたい2つのこと

(1)出産や妊娠に対する不安を取り除く

妊娠や出産に対して、精神的にストレスを感じている場合は、できる限りそれらを取り除いてみましょう。

例えば、体重増加に不安を感じていてあまり食べられずストレスを感じている場合は、”この日だけ”と決めて、好きなものを食べるのもいいです。1日くらいであれば、体への負担も少ないでしょう。

また、肩こりや腰痛などの症状に悩んでいる場合は、妊婦OKのマッサージを受けるのもおすすめ。息抜きの時間をしっかり確保できるといいですね。

また、筆者は出産への痛みの恐怖が強く、無痛分娩を選択しました。痛みが恐怖でストレスになっているようなら、無痛分娩ができる病院を探し、不安を解消するのも一つの方法です。



(2)妊娠中にしかできないことを楽しむ

妊娠するまで仕事をしていてなかなか自分の時間を持てなかったという方も多いと思いますので、担当の医師に話してOKが出れば、マタニティヨガやマタニティビクスなど、妊娠中にできる運動もおすすめ。

運動不足の解消にもなるため、ストレスも解消されます。同じ状況のママ友を作るきっかけにもなるでしょう。

また、産後は、子どもと一緒に子ども向けの映画を観に行く機会はあっても、なかなか自分の観たい映画を観る機会は少ないため、この時期に映画鑑賞をするのもおすすめです。



いかがでしたか?

マタニティブルーは誰でも起こる可能性があります。もし自分がマタニティブルーだと感じたら、まわりの人に相談し、助けてもらうことも忘れないでくださいね。



引用元:
妊娠の喜びも束の間…だれもが陥る「マタニティブルーあるある7つ」と対処法(It Mama)