◆「たまきたPAPER」創刊
東大和市の編集者原田文恵あやめさん(40)らが、多摩地区北部の武蔵村山、東大和、東村山、小平の4市をエリアとする無料の地域情報誌「たまきたPAPER」を創刊した。まち歩きの情報や、地域の人物インタビューなど多彩な内容で、原田さんは、「誌面を通して交流が広がり、地域振興につながれば」と話している。
原田さんは10年ほど前、東大和市立中央公民館で行われた情報誌作りの講座を受けた。その後、個人事業として「ことの葉舎」を設立し、地域誌やインターネット上に記事を提供するなどの仕事を始めた。
だが、自分の住む多摩北部の情報を伝えるメディアが少ないと感じ、2013年、ネット上に「たまきたウェブ」を作り、地元の情報を発信するようになった。
活動が広がるうちに、編集企画など総合的な経験も増え、「信頼される紙媒体で、多くの人に伝えたい」と、以前からやりたかった情報誌作りを決意。同市内にある中小企業大学校東京校の創業支援拠点「ビジネスト」を利用し、様々なノウハウを吸収した。
昨年秋にテスト版としてA4判4ページ3000部をほぼ一人で作成。表紙には小学生の長女が描いたミカンの絵をあしらい、都内では珍しい武蔵村山市の「みかん狩り」ができる農園などを紹介した。東大和市のイベントで配布したところ好評で、「今後も配布して」「活動を紹介してほしい」といった声が寄せられた。
第2号は母親仲間の2人と編集を進め、4月には8ページを約1万部作成。西武線鷹の台駅から玉川上水駅に至る玉川上水沿いの見どころや、東大和市の宝飾品工房の技術、子供の目から見たまちの安全チェックポイントなどを紹介した。置いてくれる場所も増え、今後は3か月ごとの季刊で発行する予定だ。
原田さんは、「地域の人の熱い思いを伝え、つなげていく情報誌でありたい。子育て世代として、『たまきた』を通して子供が地域を好きになってくれればうれしい」と話す。熊本県合志市の出身で、両親は熊本地震で避難所で一時暮らし、今は損壊が残る自宅で過ごしており、「被災地のためになる情報があれば、積極的に発信していきたい」とも考えている。
記事はネットの「たまきたウェブ」でも見られる。問い合わせはことの葉舎(042・507・2385)。
引用元:
ママ世代 手づくり情報誌 東京 (読売新聞)