札幌市は今年度から、医療保険が適用されない「特定不妊治療」を受ける夫婦を対象とした国の助成を、市独自で拡充することを決めた。第2子以降の不妊治療を対象とする。経済的な負担から不妊治療をあきらめる夫婦を減らし、子どもを産みやすい環境を整えるねらいだ。
国は体外受精と、顕微鏡で卵子と精子を受精させる顕微授精の二つを「特定不妊治療」と定める。市によると、1回あたりの費用が平均40万〜50万円と高く、子どもを望む夫婦の大きな負担になっている。
国の助成は年間の合算所得が730万円未満の夫婦が対象で、治療開始時の妻の年齢によって通算3回または6回、1回あたり最大15万円を出す。しかし妊娠には平均4回程度の治療が必要だといい、第2子以降を妊娠するためには必ずしも助成回数が十分ではないという。このため札幌市の新たな制度では、国の助成対象外となってから第2子以降の不妊治療を受ける時に通算3回または6回、1回あたり最大15万円を助成する。
市は19日開会の定例市議会に、助成費1300万円などを盛り込んだ総額23億9300万円の一般会計補正予算案を提案する。可決されれば、4月1日以降に治療を開始した分からさかのぼって助成する。問い合わせは市健康企画課(011・622・5151)へ。
引用元:
第2子以降の不妊治療、独自に助成へ 札幌市 (朝日新聞)