日本再生医療学会(理事長=澤芳樹・大阪大学医学部長)は今年秋にも、iPS細胞(人工多能性幹細胞)などを使う臨床研究のデータベースの運用を始める。
過去の研究成果を蓄積し、研究者や企業が新たな効果や副作用の分析に生かせる仕組みを作り、再生医療の実用化を推進する。
再生医療は、病気や事故で失った体の機能を、細胞を移植するなどして回復させる。iPS細胞を神経や目の細胞に変えて、脊髄損傷や角膜の病気の治療に使う臨床研究が計画されている。ただ、研究に参加した患者の症状や検査の詳しい情報は研究機関がそれぞれ保有、別の機関が分析に生かすのは難しかった。
データベースは、患者の同意を得た上で、治療の概要や、治療前後での血圧、心拍数などの検査値を収集する。蓄積されたデータの利用を希望する研究者は学会に申請する。再生医療製品を開発するメーカーの閲覧も可能にする。
引用元:
再生医療の臨床研究、データベース運用へ(ヨミドクター)