高齢の母親・不妊治療増加 人工受精の41%が双子

韓国における昨年の双子出生率が過去最高だったことが分かった。


 大法院(最高裁判所に相当)司法登記局が5日に発表した「韓国の出生・死亡届現況」によると、2015年に韓国で生まれた双子は2万9904人で、全新生児の6.6%を占めたとのことだ。これは関連統計を集計して以来、最高の数字だという。


 双子の出生率はこの10年間、増加し続けている。05年の1万7832人(4%)から10年に2万4084人(4.9%)に増え、14年には2万8056人(6.2%)と初めて6%を上回った。


 双子の出産が増えているのは、女性の出産年齢が以前に比べて高くなっていることと関係があると見られている。女性は年齢が上がるにつれて妊娠可能な時期に複数の卵子を放出する可能性が高まり、双子を出産する確率が高くなるという。統計庁によると、昨年出産した女性の平均年齢は32.23歳で、14年に比べ0.19歳上昇した。特に、出産した女性全体のうち35歳以上の女性が占める割合は23.8%に達し、1年で2.2ポイント増えた。


 不妊により体外受精をする夫婦が増えていることも、双子の出産が増加している主な原因の一つに挙げられている。保健福祉部(省に相当)によると、14年に体外受精で生まれた新生児1万1597人のうち41%が双子だったとのことだ。


 体外受精とは、試験管で卵子と精子を受精させた後、子宮に戻す方法だが、妊娠の確率を高めるため最大で5つの受精卵を戻すため、双子の出産の確率が高くなる。


引用元:
韓国で双子ラッシュ、年間3万人が誕生=全新生児の6.6%(朝鮮日報)