子どもを寝かした後の束の間のほっとした時間、ゆっくりお茶を飲みながら「何かちょっと甘いもの食べたいな……」と夜間の間食が日常化していませんか? 授乳中は特にお腹がきやすく、夜に甘いものが欲しくなる人も多いかもしれません。
筆者も長男の授乳期には夕食をゆっくりとれないことを言い訳に夜の間食を常習していた一人です。
ですが、実はこの夜間の間食が「乳がん」のリスクを高めてしまうかもしれないということをご存じですか?
今日は最近発表されたアメリカの調査結果を元に、“夜間の間食と乳がんの関係性”についてお伝えします。

■乳がんの再発リスクが36%も上昇する!?

先日、カリフォルニア大学のルース・E・パターソン博士らが論文で発表した内容によれば、夜中の間食が好きな乳がん患者は乳がんの再発リスクが高い可能性があるとの見解を示しました。
博士らの調査報告では、夜間の絶食時間が13時間未満の場合、13時間以上の場合と比べて、乳がんの再発リスクが36%も上昇したとのこと。36%とは大きな数字ですよね。
13時間未満とは、例えば夜19時半までに夕食を済ませ、翌朝7時半に朝食を食べた場合でも12時間となりますので、仕事に忙しい現代人の多くは当てはまるかもしれません。
また、同調査において、絶食時間が長い人たちは睡眠時間も長い傾向があるそうで、睡眠の長さや質も乳がんリスクと関係性がありそうだと示唆しています。
間食は良くないとわかっていても、一度食べ始めるとだらだら食べ続けてしまったり、気づくとおやつに手が伸びていたり、と常習化してしまいがち。
そんな間食をやめるためのコツを4つご紹介したいと思います。



■間食をやめるためのコツ4つ
(1)早く寝る
夜遅くまで起きていると、どうしてもお腹がすいてしまいがちです。できるだけ早い時間に就寝する生活リズムを心がけてみましょう。
(2)お菓子の買い置きをしない
目の届く所にお菓子があると、ついつい手がのびてしまいます。とにかく視界にはお菓子をおかない、そのためにもそもそもお菓子を買わないことが大切です。
(3)食後には歯磨きをする
食後に歯磨きをすることで、何か食べたいなとなっても「もう歯磨きしたし」と思うことで食欲に歯止めがかかります。また、あの歯磨き粉のすっとした味が食欲を抑制してくれるという効果もあります。
(4)ストレスをためない
間食の理由が空腹ではなく、実はストレスというケースも多いのです。育児中のママは常にストレスがたまりがちです。自分流のストレス発散法を見つけて、こまめにストレスを発散するようにしましょう。

赤ちゃんのお世話でなかなか規則的に3食しっかり食べられなかったり、また働くママはどうしても夜の食事が遅くなってしまったりしがちです。
けれど、家族の健康のためにはママがまず元気でいることが一番です。
上記の研究結果のように13時間の夜間絶食というのはなかなか難しいかもしれませんが、あまり神経質にならない程度にまずは夜の間食習慣から見直してみませんか?


引用元:
その習慣ちょっと待った!夜間の間食が「乳がんリスク」を36%も高めると判明(アメーバニュース)