「がんを知り、がんと向きあう」道民セミナーが27日、札幌市中央区の道新ホールで開かれた。道と第一生命の共催。がんの経験者と専門医の話に600人を超える市民が聞き入った。

 8年半前、早期の乳がんが見つかった歌手のアグネス・チャンさんは、自宅で寝転がってテレビを見ているときに右の乳房に小豆大のしこりを見つけたことや、手術後に放射線治療やホルモン治療を受けた体験を話した。「今、ここに立っていられるのは早期で発見できたから。きょうも生かされていると思うと、うれしい」と心境を語った。

 これまで2万5千人以上のがん患者を診てきたという、東京大医学部付属病院放射線科の中川恵一准教授は、日本ではがんが急増し、年間37万人以上が死亡している現状などを解説。「がんで命を落とさないためには、がんにならない生活習慣と検診による早期発見が、最も大事です」と述べ、がんの正しい知識を多くの人が知って周囲に広げるとともに、検診を受けるように呼びかけた。(岩本進)


引用元:
「がん、検診で早期発見を」 札幌でセミナー、アグネスさん語る(北海道新聞)