母乳育児率が高い日本、だけどなかなかうまく続かない…
日本では妊娠中から母乳育児の大切さに関してたくさんの教育がなされています。育児系雑誌などでも、母乳育児に関してたくさんの情報を得ることができますね。
育児グッズを販売するピジョン株式会社では、ピジョン にっこり授乳期研究会というプロジェクトを立ち上げ、日本の授乳中のお母さん向けの情報の他マーケティング企業に向けた統計を提供しています。
このプロジェクトの統計によると、日本における1歳児未満の乳児に対する母乳育児率(母乳オンリーで育児をする母親の割合)は、中国やアメリカと比べても群を抜いて高いことが統計結果として提示されています。
日本では52%の母親が母乳育児を続けていますが、中国では38%、アメリカでは40%という結果が出ています。
ただし、日本では満足度が低い傾向にあります
ただし、生後1ヶ月までに「母乳育児ができて幸せ」と感じる母親の割合は、他の国の母親に比べて低い傾向があることが分かりました。
出産後1ヶ月の期間、母乳育児を続けることができた母親のうち「母乳育児ができてとても幸せ」と答えたのは48%。およそ2人に1人の割合で充足感を感じられないという結果が浮き彫りとなりました。
新生児ママが不安に思う母乳育児
この「母乳育児に対する満足度がアメリカや中国と比べて低い結果」を招くのはどうしてでしょうか?
少しだけひも解いてみました。
母乳を飲んだ量を逐一報告!これってプレッシャー!
画像:www.toysrus.co.jp
私の体験ですが、出産した産院では赤ちゃんが飲んだ母乳量を図るためにベビースケールに乗せて逐一計測をしなければいけない決まりでした。
これって、とてもプレッシャーに感じたし「母乳出てないわね?」って感じで助産師さんに言われる事が「ダメなお母さんね」って言われているように受け取る結果にもなりました。
よその産婦人科では、搾乳した物をシリンダーに蓄積させたものを赤ちゃんに飲ませるという話も聞きました。
乳腺炎が怖い!このままおっぱいが出なくなるかもしれない不安
約1か月前に出産したけれど、おっぱいにしこりと痛みがあり、二度ほど助産師さんに来てもらったけれど乳腺炎はまだ改善されていないし、赤ちゃんの体重もあまり増えていないと言われた。
出典: osan-kojo.com
おいしい母乳を出せているからこそ、つまりが原因となって炎症が起こる乳腺炎。
発熱や痛み、しこりなどでとても困ってしまいます。繰り返すようだったら「母乳を止めるのが最善の治療」といわれた方もいるようです。
赤ちゃんを育てるためとはいえ、体力が奪われる!
母乳を分泌させて、赤ちゃんのお腹を満たす量を十分に飲ませるって、母体に大きな負担がかかっているのです。
特に生後3週間前後までの産じょく期は慣れない育児で十分に眠れない時期です。核家族化も手伝って「自分ひとりで家事も育児もこなさなければいけない」と考えると、母乳育児で体力を奪われるこの時期、心が折れてしまう母親も多く見られます。
晩婚化、初産の高齢化も進んだ昨今、母乳育児で体力を奪われるくらいなら、ミルクに切り替えた方がお互いのためかもしれないと母乳育児をあきらめる方も見受けられるようになりました。
授乳が軌道に乗ったと思った時期はいつ?
日本人女性が、子供を出産し母乳育児を始め「母乳育児が軌道に乗った」と感じたのはいつ頃か、前出の「ピジョン にっこり授乳期研究会」が統計を取っています。
日本での結果だけを切り取ってみると、生後1ヶ月までに軌道に乗った事を感じた方が33%、生後3ヶ月までには半数以上の母親が軌道に乗ったと感じています。
赤ちゃんが充足していれば「軌道に乗った」と捉えてる
ピン元: rikei-ikuji.com
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母乳育児が軌道に乗ったきっかけのアンケート結果をひも解くと「体重増加に問題がないと言われた」「ミルクを足さず、完全母乳で生活している」などが挙げられていました。
アメリカや中国では「初乳を与えることができた」という出産後すぐ〜1週間以内の授乳期間内に「母乳育児が軌道に乗った」と感じる統計が出ています。
体重増加で安心することや完全母乳育児ができるようになるのは生後1週間〜1ヶ月を過ぎたあたり。ここは海外との温度差が見られますね。
海外のママは「赤ちゃんのラッチオン」に重点を置いています。
画像:www.smile-lactation.com
日本では「お母さんが赤ちゃんに母乳を飲ませること」に重点を置いていますが、海外では「赤ちゃんがママのおっぱいにしっかり吸いついてくれること」を重点に置いています。
日本でも母乳育児を推進する産婦人科などで実践させている「ラッチオン」がそれです。
「ラッチオン」という言葉を使わずとも「アヒルのような大きな口で乳房全体をとらえるようにくわえてもらう」という説明をするところもあります。
ラッチオンとは?
画像:pigeon.info
赤ちゃんがお母さんの乳首に吸いつこうとする時に、タイミングを合わせてあげることを指しています。
母乳って乳首だけの刺激では分泌されません。赤ちゃんが乳首だけをとらえるのではなく、乳腺を刺激できるよう深く口に含ませてあげることが大切なんです。
これは、赤ちゃんの力ではどうすることもできないので、赤ちゃんがお口を開けた瞬間にお母さんが乳房を押しこむように導くことが重要なのです。
この一連の動きを「ラッチオン」と呼んでいます。まだまだこの呼称では浸透率が低いかもしれませんね。
おっぱいを飲むしくみ
ラッチオンができることで母子にもたらされるメリット
唇が乳腺を刺激するので、シャワーのようにたくさんの母乳が出てくる
乳首そのものを刺激しないので、乳首が切れるなどのトラブルが少なくなる
一度に十分な量を飲めるようになるので体重増加が順調になる、赤ちゃんの充足感も高まる
乳腺炎などのリスクが低くなる、母乳の分泌促進が期待できる
どうしたらラッチオンが上手にできるの?
産婦人科の母親教室などでは授乳に関してメカニズムは教えてもらえても、ラッチオンの方法まで十分に教えてもらえない事も多いのではないでしょうか。
ラッチオンの基本
画像:www.amoma.jp
リラックスして、赤ちゃんと密着できる姿勢を取ります。
赤ちゃんが口をあけたタイミングを見計らって、乳首を舌の上に乗せます。その後乳房を押しこむような感覚で深く赤ちゃんにくわえてもらいます。
赤ちゃんの唇は、アヒルのようにそり返り乳輪全体を覆っている状態が理想です。
動画で分かりやすく説明しています!
文章での説明や、助産師さんが説明してくれてもいまいちわかりにくい!という事ってありますよね。
この3DCG動画をみると、ラッチオンを上手に行うためのヒントがあります。妊娠中から見ておけば、初乳を飲ませる時期にすぐ実践できますよ、
ラッチオン3DCG 動画
お母さんと赤ちゃんの試行錯誤が必要なんですって。
よく「おっぱい飲むのが下手で」といわれる赤ちゃんがいます。
下手なんかじゃなく、上手に飲める方法を模索中なのです。上手に飲めるように、お母さんが手助けしてあげてください!
ラッチオンがうまくいくようになるには、赤ちゃんの頑張る力も必要。お母さんはそれ以上に導いてあげることが必要。
試行錯誤は大変だけど、産後の入院期間を使ってトライしてみてくださいね。
母子の共同作業「ラッチオン」でこれからの育児を乗り切るヒントがもらえます☆
ピン元: piganddac.com
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母乳育児は神経質にならないことが大切。赤ちゃんとのタイミングをうまく合わせられるようなるとストレスフリーで母乳を与えることができるようになります。
この共同作業を進めることで、これからの育児のヒントをもらえます!
お母さんは、眠ることや食事をしっかり食べることを心がけて、赤ちゃんにおいしい母乳を届けられるよう準備してくださいね。
母乳外来や助産師さんの力を借りながら軌道に乗せられるよう頑張ってください。
中には、体の都合などで母乳を与えることができないお母さんもいます。出産したからには立派なお母さんです!
母乳を与えられない事を後ろめたく思うことなんて全くありません、お母さんらしさは十分お子さんに伝わっていますよ。
引用元:
赤ちゃんもおっぱいを吸う練習が必要!母乳育児に大切なラッチオンをマスターしよう(mamari)