子どもが社会人になるまでの教育資金、予期せぬ病気や事故にかかるお金など、子どもを育てるにはお金がかかります。コツコツと貯金していくことも大切ですが、急に必要となる大金を日常の中で捻出するのは簡単なことではありません。いざというときに備えるため、保険への加入を検討してみましょう。子どもに関する保険の中で、代表的なものをご紹介します。

将来必要な教育費を積み立てる学資保険

 子どもが入学、進学する際の教科書や制服などの費用、授業料などの教育費を積み立てていく保険です。私立の高校や大学に進む場合、かかるお金は公立の2倍以上となることも少なくありません。ご夫婦でよく相談して、子どもにどんな教育を受けさせたいのか、そのためにはいくら必要なのかを考えてプランを検討してみてください。

学資保険は、契約者が亡くなったり高度障害になったりした場合、それ以降の保険料の払い込みが免除されるものが一般的です。保護者のかたに万一のことがあったときに、それが理由で子どもが希望の進路に進めないということがないよう備えておく必要があるでしょう。

賠償が発生したときにカバーしてくれる個人賠償保険

 子どもが成長していくにつれ、行動範囲も広がり、さまざまな人とのつながりも増えていきます。そんな中で、子どもが他人にケガをさせてしまったり、物を壊してしまったりして賠償が発生した場合にカバーしてくれる保険です。子ども自身のケガについては行政が医療費を助成しているため必要ない場合も多いですが、こちらは備えておくと安心です。保護者のかたが入っている保険で家族全員が対象になっていることもありますので、重複して加入しないよう確認してください。

自転車に乗る場合は入っておきたい自転車保険

 子どもが自転車に乗るようになると、事故の心配が増えます。子ども自身のケガだけでなく、他人をケガさせてしまう可能性も十分にあるでしょう。自転車は軽車両です。場合によっては骨折や頸椎(けいつい)損傷などの大ケガにつながることもあり、そうなると賠償も高額になります。個人賠償保険の中に含まれている場合もありますが、内容をよく確認して検討してください。

医療保険・傷害保険に入っておく必要はある?

 子どもの医療費は、都道府県や市区町村が助成をしているため、必ず医療保険に入らなければならないというわけではありません。地域によっても条件が異なるため、自分の住んでいる地域の助成内容をよく確認して検討しましょう。たとえば、東京23区では、15歳までの通院・入院費が無料となります。千代田区と北区ではさらに18歳まで無料と、かなり手厚い支援が受けられます。先天的な病気の疑いがある場合、どうしても安心したいという場合を除き、市区町村の助成がある期間は民間の医療保険や傷害保険に加入しなくてもよいでしょう。

子どもを育てていくのに、保険は心強い味方となります。子どもが生まれたら、長期的なマネープランを立て、無駄なく、安心できる保険に加入してください。


引用元:
知っておくと安心! 子どものための保険の種類 (ベネッセ)