日本産科婦人科学会や日本小児科学会など15団体が参加する「予防接種推進専門協議会」は、厚生労働省が接種の推奨を中止している子宮頸(けい)がんワクチンについて、「ワクチンによるがん予防の恩恵を受けられないことになり、極めて憂慮すべき事態」などとする見解を発表した。海外でワクチンの有効性が示されているとし、接種を積極的に推奨するとしている。

 見解によると、ワクチンは65カ国が対策として導入し、複数の国から子宮頸がんの前段階の状態を減らす効果が報告されているという。接種後の健康被害に対応する医療機関が全国的に整備されるなど、「十分な接種体制が整ってきた」としている。


引用元:
子宮頸がんワクチン「推奨中止を憂慮」 学術団体が見解(朝日新聞)