今年のGWは大型で、有給次第では最大10連休にもなります!

すでにGWの予定を立てているなど、この連休を楽しみにしている人も多いはずです。

しかし一方で連休が長い分連休明けが憂鬱に感じてしまう人も多いのではないでしょうか? この連休明けに襲ってくる鬱々とした気分が五月病と言われています。

そこで今回は、“子どもの五月病の兆候と対処法”について紹介致します。



■そもそも「五月病」とは?

五月病とは、新しい環境や生活に早く適応しなくてはという思いから、頑張る気持ちが空回りしてしまい、その結果ストレス状態におちいってしまうこと状態を指します。

特に、真面目で完璧主義の人ほど、期待していた新生活と現実のギャップに落ち込んでしまったり、期待通りの成果をだそうと頑張りすぎることがストレスにつながり、GWをきっかけに緊張の糸がぷつんと切れてしまい、一種の鬱状態に陥ってしまいがちだと言われています。

五月病と聞くと、会社員や特に新入社員がなる病気というイメージがありますが、最近は中高生、さらには小学生や幼稚園児などにまで広がりを見せており、若年化が進んでいるのをご存知でしたか?

特に子どもの五月病は自分から不調を訴えるケースが少なく、親が気づかない間に悪化してしまうこともあるのです。

「まさかうちの子が!」となる前に、兆候と対策を知っておきましょう。

■2つの側面からみる「五月病の兆候」

(1)精神的兆候

・園や学校に行きたがらなくなった
・いつも以上に癇癪をおこすようになった、理由なくイライラしていることが増えた
・なんとなく元気がない、ぼーっとしていることが増えた
・笑顔が減った



(2)身体的兆候

・食欲がない
・寝付きが悪くなった、夜中に何度も起きる、朝起きれないなど不眠が続く
・頭痛や腹痛などを頻繁に訴えるようになった
・いつもできていたことができなくなり「ママやって!」と甘えるようになった

もちろん、上記に挙げた項目が全てではありませんが、以前と違うなと感じることが続くようであれば、五月病を疑ってみてもいいかもしれません。



■「五月病の兆候」が出ている際の4つの対処



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では、子どもに五月病の兆候がみられた場合、どう接してあげるのがよいでしょうか?

(1)スキンシップをいつも以上にとる

いつも以上にスキンシップをとってあげることで、子どものちょっとした変化に気づきやすくなります。

また、子どもにとっても安心感が増し、精神的にも安定することができます。



(2)たっぷり甘やかしてあげる

「これくらいできるはず!できたはず!」と怒ってしまうのは逆効果です。

「そんな時もあるよね、もう一回一緒にやってみよう」などの言葉をかけてあげながら子どもの自信を掘り起こしてあげましょう。



(3)身体を動かしてストレス発散!

大人にも当てはまることですが、体を動かすことがストレス発散につながることがあります。

「何となくむしゃくしゃする、何となく落ち込む」という症状が見られた時は、一緒になって外で体を思いっきり動かして遊んであげましょう。



(4)いつも通りの規則正しい生活を心がける

不眠の症状が続くと、睡眠サイクルが崩れがちになり、食欲減退などにもつながる可能性があります。

そのため、できるだけ規則正しい生活を心がけるようにしましょう。

朝日を浴びたり、朝食をしっかりとることでセロトニンの分泌を促進し、五月病の予防につながります。



いかがでしたか?

子どもが元気でない姿をみると、パパ・ママはとても心配になってしまいますよね。

でもこの五月病は誰にでも起こりうることです。まずは焦らずに、ゆったりとした気持ち見守ってあげましょう。

万が一、ある程度時間が経っても症状が好転せず悪化していくような場合は、専門の機関や医師に相談してみましょう。

ゴールデンウィークの楽しい思い出が、一気にブルーな気持ちに変わってしまわぬよう、愛する子どもと接していきたいですね。



引用元:
GW最大10連休!? しかし怖い、子どもの「五月病の兆候」と4つの対処法(It Mama)