今夏の参院選から18、19歳が投票できるようになるのを前に、学校での主権者教育や未成年者の政治活動に関する議論がさかんです。その一方で、家庭で子どもと社会や政治の問題を語り合うのは案外むずかしいもの。みなさんはどうしていますか。
■「政治家はヒーロー」会話の糸口に
ベネッセ教育総合研究所と東大は昨年おこなった共同調査で、小学4年から高校3年の約1万2千人に親子の会話の内容について尋ねた。
母親と「学校」「友達」「勉強や成績」について話すと答えた割合は小学生、中学生、高校生の各年代とも7〜9割に達した。
これに対し、「社会のニュース」は小学生45%、中学生49%、高校生でも50%と比較的少なかった。
千葉県流山市の尾崎えり子さん(32)は、母親たちに政治へ関心を持ってもらう活動を進める団体「mama’s選挙ラボ」を1年半前に作った。地元の保育園の状況や教育環境に疑問を持ったことがきっかけで、ママ友が立候補した市議会選挙では街頭演説やビラ配りに長男(4)や長女(2)を連れて行った。
その尾崎さんも、以前は投票に行ったことすらほとんどなかった。仕事と育児で忙しく、政治に関心を持つ余裕はなかった。「それに、私が育った家でも政治は話題に上らなかったんです」
活動を通じて出会った多くの「選挙に行かない」母親も同じだった。「子どもを親の政治信条で縛るべきじゃない」という声もあった。
反対に以前から選挙に行っていた母親には「親も投票していた」「子どもの前で政治について議論していた」という人が多かったという。
尾崎さんは子どもに「政治家は公園をつくったり、地震で身を守る方法を考えたりする、私たちから選ばれたヒーローなんだよ」と教えた。
すると、甘利明・前経済再生相をめぐる現金授受問題のニュースをテレビで見た長男が、すかさず「この人もヒーロー?」と聞いてきた。長女は「誰がアンパンマンで、バイキンマンは誰なの?」。
尾崎さんは「時にはママも分からないなあと言いながら、子どもと政治について話していきたい」と話す。(藤田さつき)
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引用元:
(みんなのひととき)政治、子どもと語っていますか 「親が関心を」母親ら活動(朝日新聞)