インフルエンザなどの予防接種は、感染や重症化を避けるために有効な方法です。卵でじんましんが出る子どものワクチン接種についての相談に、看護師さんたちはどのように答えているでしょうか。
■ママからの相談:「卵を食べるとじんましんが出るため、予防接種を受けるか迷っています」
『1歳9カ月の子どもは、卵を食べると毎回ではありませんが、じんましんが出ます。アレルギー検査では卵のアレルギー反応はありませんでした。しかし身体の中にまでじんましんが出てしまい、息ができなくなり救急病院に行ったことが2回あります。インフルエンザの予防接種には卵が含まれていると聞いたので接種を迷っています。予防接種をしないのと、じんましん覚悟で予防接種をさせるのとではどちらがいいのでしょうか。(30代・女性)』
■卵アレルギーで接種できないのは、稀なケース
卵アレルギーの人でも、予防接種ができないケースは稀だそうです。その理由も教えてくれました。
『インフルエンザワクチンには鶏卵の成分が使用されているので、卵アレルギーの方はワクチンの接種ができないと言われています。しかし現在、日本で行われているインフルエンザワクチンは、極微量の卵の成分しか使用されていないため、重度の卵アレルギーでなければ接種可能になっていますし、卵アレルギーでワクチンの接種ができないのは稀なケースです。(呼吸器科看護師)』
■ワクチン接種の前に医師に相談を
過去に卵でアナフィラキシー反応を起こしたことがあっても、問診や事前テストの結果、接種可能になることもあるようです。医師に相談してみるようアドバイスがありました。
『ワクチンの接種にあたっては、事前に問診票を記載してもらいますし、医師の診察もあります。過去に卵でアナフラキシーショックを起こした場合や、アレルギー検査で卵の特異的IgEスコアが高値の場合、皮内テストを受けてから接種するか判断することもあります。心配でしたら、小児科でワクチンの接種を行うといいでしょう。接種できた場合、少なくても接種後、30分ほどは病院で様子を見るようにしてください。(呼吸器科看護師)』
『卵を食べるとじんましんが出たり出なかったりする、アレルギーの検査をしたら卵アレルギーはなかった、という結果でしたらインフルエンザの予防接種は摂取可能だと考えます。念のため、摂取の際の問診表にその旨を記載しておけば間違いないです。ただ、過去に2度気道閉塞が起きてしまったというのは心配ですね。アレルギーは陰性であれば別の可能性が考えられるのですが、医師になにかそのとき言われましたか?(循環器内科・血液内科看護師)』
『ワクチンの摂取は、医師の判断のもと摂取可能かどうか判断されますし、場合によってはパッチテストのようなものを受けてみてという段階を踏むことがあります。予防接種を受ける際に相談してください。(循環器内科・血液内科看護師)』
卵アレルギーであっても、インフルエンザワクチンの接種を受けられることもあるようです。問診や事前にテストを行うことで判断できるので、医師に相談をご検討ください。
引用元:
卵でじんましんが出ると、ワクチンを接種できないの?(マイナビニュース)