赤ちゃんを母乳で育てているママは「食べても太らない」とよくいわれます。しかし産前と比べ10kg近くも体重が減ってしまい、母乳の他に何か原因があるのではと悩む相談者の方に、看護師さんたちは何といっているのでしょうか。

ママからの相談:「産後の体重減少が止まらない。何かの病気では?」


『完全母乳のせいか体重が出産前より10kg近く落ちてしまいました。もうすぐ産後1年で母乳を与える量も減っていますが、今も緩やかですが体重が減少しています。1人目の時も完全母乳でしたがこれ程の体重減少はなく、むしろ減らなくて困っていたぐらいです。食欲もあり特に体調も問題ないのですが、多少体力が落ちてきたような気もしますし、周りにやつれているといわれ不安です。何か思い当たる病気があれば教えてください。(30代・女性)』


ホルモンの変化、育児疲れや睡眠不足なども

産後は、ホルモンバランスの変化や育児疲れなどが原因で、体重が一気に減るママも多いようです。特に母乳育児中の体重減少はよく見られますし、またもともとの体重が多めだった方は、産前と比べて体重差が激しいこともあるかもしれません。

『産後も体重が増え続ける方もいますが、通常はホルモンの変化や育児疲れ、母乳栄養なら栄養不足のため体重が一気に減少するママも多くいます。一般的に、胎児・羊水・胎盤・血液を含め、5kg程度は出産後すぐに体重が減少し、徐々に元の体重に戻っていきます。(産科看護師)』


『母乳育児だと「妊娠前よりも体重が減った」ということは特に珍しいことではなく、よく耳にする話だと思います。母乳をやめてから体重減少が止まった、少しずつ増えてきたという体験談が多く、また母乳以外にも育児の疲労や睡眠不足が原因の場合もあります。母乳を与える量が少なくなるにつれて体重減少も緩やかになっているようなので、しばらく様子見でよいと思います。(看護師)』


『もし妊娠前が少しぽっちゃり体型であったり運動する習慣がなかったのなら、授乳によるカロリーの消費と育児により身体を動かす機会が増えたことのダブル効果で、今回のような体重減少が起こっているのだと思います。もうしばらく様子を見ていて、よいのではないでしょうか。(看護師)』


甲状腺機能が原因のことも

出産後は甲状腺ホルモンの分泌が活発になりますが、過剰分泌が続くと体重減少を引き起こす原因となります。今後も変わらず体重減少が止まらない場合は、一度甲状腺機能について検査をした方がよいかもしれません。

『妊娠中は母体の免疫力が低下していますが、出産したことで免疫抑制が外れ、リバウンドにより甲状腺ホルモンが多量に分泌されることがあります。産後の体調が整ってくれば自然と改善されますが、甲状腺ホルモンの過剰分泌が持続すると疲れやすい、動悸、体重減少などの症状が現れます。産後1年近く経過していますし、体重減少が続くようなら甲状腺の検査も受けるとよいでしょう。(産科看護師)』

産後、特に母乳育児をしているママは、大幅な体重減少も珍しくはないようです。しかし、あまりにも痩せてしまうと体力的にも辛いですし、もしかすると甲状腺機能に問題がある場合もあります。しばらく様子をみて今後も体重が減り続けるようなら、一度病院の受診を検討してはいかがでしょうか

引用元:
産後の体重が激減!母乳のせい?それとも他に原因が?(アメーバニュース)