2015年の県内のチャイルドシートの使用率は59・5%にとどまり、全国で32位、東北6県で最も低かったことが県警や日本自動車連盟(JAF)青森支部の調査で分かった。さらに県警が11〜15年に車の交通事故で死傷した940人の子供について調べたところ、368人(39・1%)がチャイルドシートやシートベルトを不使用(不適正使用含む)だったことも判明。県警交通企画課は「保護者の安全意識の向上が急務だ」としている。(岡田俊一)
チャイルドシートの使用率の調査は、警察庁とJAFが各都道府県警や支部などを通じて毎年4〜6月に実施している。県内では昨年5月末に青森市とおいらせ町のショッピングモール2か所で行われた。
調査結果によると、県内の使用率は全国平均の62・7%を3・2ポイント下回る59・5%。東北地方で最も高かった秋田、福島両県の75・0%を15・5ポイントも下回った。
道路交通法は、6歳未満の子供にチャイルドシートを使用することを運転者に義務づけており、違反した場合はシートベルトの着用義務違反と同様、交通違反点数が1点科される。JAFと警察庁のまとめでは、全国的なチャイルドシートの使用率は08年から上昇し続けている一方、県内では全国の数値を下回る水準で増減を繰り返しており、JAF青森支部の担当者は「子供のチャイルドシートの使用は大人の責務。使用率の低さは保護者らの安全意識の低さの表れではないか」と危機感を募らせている。
また、11〜15年に車に同乗中の事故で死傷した中学生以下の子供に関する県警の調査によると、0〜5歳では死傷者249人中78人、6歳以上では691人中290人がチャイルドシートやシートベルトを着用しておらず、不使用者の占める割合は39・1%に上ることも分かった。
警察庁によると、チャイルドシート不使用者の死亡・重傷率は、使用者の約2・1倍(14年)に上る。県警交通企画課の担当者は「子供の安全をしっかり守ってもらうため、講習などの啓発活動を強化する」と話している。
引用元:
チャイルドシート59・5%(読売新聞)