今日はエイプリルフールですが、この時期出産予定の妊婦さんにとってはエイプリルフールよりも重要な関心事があります。それは、子どもが“今日産まれるか、明日産まれるか”ということ。 

今日4月1日生まれの子は、1年前に生まれた4月2日がお誕生日の子と同じ学年になります。オギャーと今この瞬間産まれた赤ちゃんと、もう歩き出した赤ちゃんが同級生なのですから、学力や運動能力の違いなど遅く生まれたことの不安から、色んな面でデメリットを考えてしまいます。

今日は、4月1日というスペシャルな誕生日の赤ちゃんのために、誕生日のデメリットやメリットや、誕生日の数え方における隠された驚きの事実をお伝えします。



■4月1日生まれの有名人

では4月1日生まれの有名人はどんな方がいるかみてきましょう。三船 敏郎(俳優)、高橋 克実(俳優)、竹内 結子(女優)、桑田 真澄(野球選手)など、名の知れた方々がたくさんいます。

「早生まれは身体も小さく運動能力が他の子よりも劣る……」などと思われがちですが、桑田真澄選手のようにスポーツ界で活躍する人もいるとなんだか嬉しくなりますね!



■4月1日生まれで損しがちな5つのこと

(1)おむつ外れや言葉など、周囲とは遅れる点が多々ある

(2)保育園では3月生まれの子たちと一緒に誕生日をお祝いされることが多い

(3)成長期の小学生低学年くらいまでは周囲の子より小さめで体力的に劣りがち

(4)成長期の小学生低学年くらいまでは学力的にも習得スピードが遅く勉強で苦労することが多い

(5)児童手当が最大11カ月分も同学年の子より少なくなる

特に(5)はママにとって隠された意外な事実と言えるのではないでしょうか?

このことは世田谷区のHPで分かりやすく書いてありますのでご紹介します

「児童手当を受給できるのは、15歳到達後最初の年度末(3月31日)を迎えるまでの支給対象児童(以下、「児童」という。)を養育している方で、世田谷区内に住所がある方です。(補足)4月1日生まれの児童は、15歳の誕生日前日の3月31日までです。」

一見“最初の3月31日を迎えるまで”と聞くと4月1日生まれの子だと、高校1年生の3月31日までもらえると思いがちですが、ここには落とし穴があります。

「年齢計算ニ関スル法律」という法律上では、誕生日の前日が本当の誕生日ということになります! よって4月1生まれの人の法律上の誕生日は3月31日ということになるんです、不思議ですよね。

よって児童手当に関しては15歳の誕生日である4月1日の前日の3月31日(法律上の誕生日)に終了してしまうのです。

翌日に生まれた4月2日生まれの子よりも11カ月分(11万円)も手当が少なくなるなんて……これはかなりショックと言えるかもしれません。

■4月1日生まれのメリットもある!

ですが、4月1日生まれは損ばかりではないですよ! ここではメリットもいくつかご紹介します。

●勉強、運動が苦手でも誕生日のせいだと周囲が理解してくれやすい

●新年度のスタートの人ということもあり、単純に印象に残るので誕生日を覚えてもらいやすい

●エイプリルフールに絡めたサプライズバースデーをしてもらえる

●大人になると、同級生より若く見えるので優越感を感じる

またお受験をさせたいママは能力の差を考えると「早生まれは避けたい」と思うかもしれませんが、実は学校によっては(例:慶応幼稚舎、早稲田実業学校など)入試で月齢を考慮する学校があるようです。

幼児の場合、特に3月、2月の早生まれと4月、5月生まれの成長度合いが大きく違うということから、各生れ月を考慮して入試を行います。また、その場合、男女に分けて入試を行うことが多く、これは女児の発育が男児と比較して早い傾向にあるためだそうです。



いかがでしたか?

法律上の誕生日は実は前日だったということには驚きですよね。だとしたら、筆者はもうみんな前日に誕生日を祝ってしまった方が良いのでは?と思ってしまったりしますが……。

今日ご紹介したように、4月1日生まれはメリット・デメリットありますが、何かとニュースな日であるということは確かです。誕生日が覚えてもらいやすいというのは子ども期において、結構大きなメリットかもしれません。もし将来お受験を検討されているママは、月齢を考慮してくれる学校探しも視野に入れてみるといいかもしれませんね。



引用元:
エイプリルフール「4月1日生まれ」の子の意外なメリット・デメリットとは?(It Mama)