県立中央病院(山形市青柳)は職員の子育て支援のため、来月から敷地内に保育所を開設する。30日には吉村知事も出席して開所式が行われた。四つある県立病院のうち、敷地内に保育所が設けられるのは初めて。

 保育所は木造平屋約210平方メートルで、乳児室や病気の子供を預かる病児室などを備えている。保育の対象年齢は0〜6歳で、職員は産休明けから子供の小学校入学前まで利用できる。宿直や急な勤務ダイヤの変化にも対応できるよう、24時間態勢で対応する。

 同院には、医師や看護師を含めて女性職員約650人が勤務しており、現在20人が利用登録している。

 吉村知事は開所式で、「子育て中の職員への支援は急務。安心して子供を預けられることで、人材の定着や、中央病院で働きたいという人が増えることを期待したい」とあいさつした。

 来月から長男を預ける予定の看護師鈴木摩依さん(29)は「保育所は子供の目線で作られていて、安心して預けられる」と話した。


引用元:
県立中央病院 敷地内に保育所 山形  (読売新聞)