十勝バス(帯広)は、4月から学童保育事業に参入し「アフタースクールかちばす」を、同社が運営する通所介護事業所「デイサービスかちばす」(西14南32)内に開設する。共働きではない家庭の児童も受け入れ、地域の未来を担う子供たちの教育を支える。

 同社は地域密着企業として、バス事業以外でも地域に貢献したいと、2006年に介護事業に参入。13年には通所介護施設を開き、今回新たに学童保育を始める。帯広市によると、市内には現在37カ所の学童保育があり、民間での運営はうち1カ所だけ。いずれも国の放課後児童健全育成事業として実施されており、親が仕事や病気で保育できないなどの利用条件がある。

 同社の学童保育は小学1〜3年生が対象で定員20人。国の事業ではないため、稲田小や若葉小など施設から約3キロ圏内の6小学校の児童であれば、誰でも利用できる。

 計算や漢字の勉強のほか、「森の成り立ち」などについて考える探求型の学習を取り入れる。

 デイサービスを利用するお年寄りとの交流や、歴史や地域の企業を知る探訪ツアー、親子参加のイベントなども予定。保育士と幼稚園教諭の資格を持つ専任の職員が中心となり指導に当たる。

 通所には路線バスを無料で使えるほか、有料送迎を実施。バスの乗降を保護者にメールで伝えるサービスも行う。平日の下校後から午後6時までの開設で、利用料は日数に応じ月額1万2千〜2万5千円と、年会費1万800円。2人以上の利用などで割引がある。

 同社の米田孝統括本部長は「子供たちに居場所を提供し、自由な発想を育てていきたい。ノウハウを培って3年ほどで3カ所に広げたい」と話している。問い合わせは十勝バス(電)0155・37・2424へ。(小森美香)


引用元:
十勝バス、学童保育事業に参入 通所介護施設内に開設(北海道新聞)