赤ちゃんにとって、泣くことは生きることと同義と言えます。なぜなら、産まれてすぐは肺呼吸を始めるために泣くからです。
そうして成長と共に言葉を知らない赤ちゃんは、寒い、暑い、気持ち悪い、抱っこしてほしい、など自分の感情を強く訴えるために、唯一の伝達手段として泣きます。
そんな大事なことと分かっていつつも、あんまり長時間泣き続けるのは心配になってしまいますよね。ママも疲弊してしまいます。
そこで今回は、子育てアドバイザーであり四児の母である筆者が、“赤ちゃんを泣き止ませる5つの方法”をお伝えします!

■泣き止まない赤ちゃんには「胎内環境に似た状況」を作るのが効果的
赤ちゃんは妊娠28週頃から聴力が完成し、正産期37週までお腹の中で様々な音を聞き取っています。
39週で産まれるとすると、約10週もの間、お腹の中で、ママの声や、パパや兄弟姉妹の声を聞いているということです。 赤ちゃんが泣きに泣いて、もうどうしてそんなに泣いているのか本人にもよく分かっていない……。
そんなとき。胎内で慣れ親しんだ音や状況を再現してあげると、不思議と泣き止むのです。


■「胎内環境」を再現する5つの方法

(1)掃除機の音
赤ちゃんを眠らせようと静かにしようとがんばるよりも、ガーガーと一定の音を立てる掃除機の音は、胎内で聞いていた音に近いと言われています。

(2)ママの心臓の音
抱っこするときに、ママの胸に耳をぴたっとくっつける形で抱いてあげてください。抱っこしながらゆらゆらしているうちに、赤ちゃんはいつの間にか眠ってしまいます。それはお腹の中で聞き続けた、ママの血流の音なのです。

(3)おくるみで腕も巻き込んでしっかりくるむ
赤ちゃんは、お腹の中では温かい羊水に守られていました。だから、自分が何にもくるまれていないのはとても不安な状況なんです。
これはアメリカでは普通のやり方ですが、お腹の中で丸まっているときのように、赤ちゃんの腕をぎゅっと曲げたまま、手足がバタバタと動かないよう、布やタオルでぎゅっぎゅっと包みます。
最初はあまりに強引に見えてギョッとしますが、意外とこれが落ち着き、よく眠ってくれる方法なのです。

(4)抱っこして動く
考えてみれば、ママとお腹の中で一心同体だった赤ちゃんは、いつも“動いて”いたわけです。動かない方が慣れていないと言ってもいいでしょう。
抱っこ紐で赤ちゃんを抱えたまま普通に家事をしていれば、いつのまにか泣き止んでいることがあります。

(5)コンボ
しっかりおくるみで包まれた赤ちゃんはとても抱っこしやすいもの。心音を聞かせながらゆらゆらと動いてみてください。
きっといつもより早く眠りに落ちるはずですよ。

いかがでしたか?
泣き止まない赤ちゃんに悩むのは、ほんとうに一時です。
ぜひ親子の触れ合いを楽しみながら乗り切ってくださいね!



引用元:
赤ちゃんが泣きやまない?そんな時に有効な「胎内環境再現」5つの方法(アメーバニュース)