実際に日本であった除光液の事故とその危険性
ママだっておしゃれしたいですよね。

お手軽だから家でマニキュアをして、除光液を使ってネイルをおとしている。そんなママも多くいるのではないでしょうか?

でも、ママが日ごろ使う除光液って使用方法を間違うと大変な事故を起こしてしまうのです。実際に日本であった事故をご紹介します。

実際に日本であった「除光液」が原因の事故


年齢は0歳2ヶ月の男の子。症状は、嘔吐と意識障害でした。

自宅の8畳間の床で、ママが除光液を使用する際、母から約1メートルのところに子供を寝かせて、ティッシュペーパーに除光液をつけ、15分かけて、手足計20本の爪からマニキュアを除去していたそうです。

使用後、除光液の臭いが部屋に充満しているのに気づいたが、換気はしなかったとのこと。

その後、子供は「うーん」と唸るような声が何度かあり、ぐったりとした様子で12時間以上寝ており、授乳をしようとするものの、その力はとても弱く、嘔吐を繰り返し、反応がにぶかったそうです。

発生約20時間後に、嘔吐と意識障害の精密検査をするため入院になりました。入院中は、口から物を得ることはなく、足りない水分とその時に必要な物を点滴から得ていました。

発生から約30時間後の嘔吐を最後に嘔吐はなくなって、その後は授乳も出来るようになり、4日目に元気に退院する事が出来ました。

除光液に含まれる「アセトン」が悪影響を及ぼす!


赤ちゃんが誤飲してしまった訳では無いのに、こんな事故が起きてしまうのです。それでは、原因となった「アセトン」についてご紹介します。

「アセトン中毒」って?
アセトン中毒は、体内のアセトンの量が肝臓が分解できる以上になったときに起こります。

私たちの身体は重大な影響を受けずに200mlまでのアセトンに対処できますが、赤ちゃんの身体は小さいので、これより少ない量で中毒になってしまいます。

アセトン中毒の症状


アセトン中毒の症状には、中度の症状で、頭痛・不明瞭な発語・無気力な状態があり、重度の症状は、非常にまれですが、昏睡状態・深刻な昏迷状態・死亡があります。

治療法
治療法の一つは酸素を与えることです。空気を吐き出して、きれいな空気と入れ替えなければなりません。

また、同時に血液中のアセトンを除去する事にも効果的な方法です。ただし、回復に何日も何週間もかかります。

また、大量のアセトンを摂取した場合は嘔吐をさせてはいけません。口内と食道にはアセトンは有害なのです。一般的な治療法は、胃を洗浄する事です。

これだけは気をつけて!アセトンを摂取してしまう原因4つと使用方法5つ


「それならば、マニキュアを塗るのをやめて、除光液を使わない」というのは、数少ない家で出来るオシャレがなくなってしまって、悲しいですよね。

アセトンが体内に入ってくるのはこの4つ。まずはこれを気を付けてみて!

除光液からアセトンを吸引する、呼吸によって入ってしまう
アセトンが飛んで、目に入ってしまう
皮膚にアセトンをこぼしてしまう
誤ってアセトンを飲んでしまう
除光液を使う場合、下記の事に注意してみましょう☆
上の4つの原因を防ぐために、下記の5つの点を注意すれば、除光液の事故は防げるはずです☆

除光液を使用するときは、部屋の換気をよくする
除光液が入っている容器は、子供の手の届かない場所に保管する
子供の側では使用しない
蓋を開けっ放しで使わない、こまめに閉じる
使い終わった除光液が付いたコットンやティッシュはビニール袋に入れてから捨てる
「ノンアセトンの除光液」をご存知ですか?

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除光液に含まれているアセトンの危険性をご理解いただけたでしょうか?

それでは「ノンアセトンの除光液」があるのはご存知ですか?

アセトンの成分が無ければ、ママも子供の安心ですよね。ここからは、ノンアセトンの除光液をご紹介します☆

アセトン除光液とノンアセトンの除光液の違い
実はアセトンって爪を劣化させる物質なんです。家事や育児で手をたくさん使うママのネイルって、はがれちゃったり、よれてしまったりと、塗り替える頻度も多いのでは?

そんな人にはノンアセトンリムーバーがおすすめです。

ノンアセトン除光液は、除光液特有のあのツーンとする匂いもなく、爪が白くなりにくく、爪にも優しい。

ただし、アセトン配合の除光液より、マニキュア、特にラメは落ちにくいという欠点があります。でも、なにより、子供の安全を得る事が出来るのはママとして一番大事ですよね☆


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手軽に出来るネイルは、ママたちが出来る少ないオシャレのひとつですもんね。

その時には、除光液を正しく使ったり、「ノンアセトン除光液」を使うことで子供の安全を守る事が出来ます。

ママのおしゃれと子供の安全をしっかり両立させたいですね!



引用元:
除光液で赤ちゃんが緊急搬送!?除光液に含まれるアセトンの危険性について(mamari)