生まれたばかりの赤ちゃんは、上手に体温調節ができません。衣類での調整だけでなく、室温そのものにも気をつけてあげる必要があります。寒い中を過ごす冬生まれの赤ちゃんが元気に過ごせるよう、次のようなポイントから室温設定について考えてみましょう。赤ちゃんが過しやすい環境は?
育児については本当にさまざまな意見があります。「昔はこんなに甘やかさなかった!」なんて発言を耳にすることもあるかもしれません。ですが、今と昔では環境も状況も違います。昔に比べれば本当にたくさんの病原菌が国内に持ち込まれていること、寒暖の差が激しくなっていること。昔は赤ちゃんの生存率も今よりずっと低かった、ということを考えれば、昔のやり方こそベストとだとは言えないのです。 日本に住むなら日本の気候に慣れるべきではありますが、それはもっと先でも大丈夫。生まれたばかりの赤ちゃんについては、赤ちゃんにとっての過ごしやすさを一番に考えるようにしましょう。
また、生まれたばかりの赤ちゃんが過ごしやすい環境は、産後、体力も抵抗力も落ちてしまったお母さんが過ごしやすい空間であるとも言えます。寒い中での授乳や寝かしつけは大変。お母さんが病気にならないような環境づくりもとても大切です。
とはいえ、24時間ずっと温度調節が必要なわけではありません。寝ている間、しっかり布団に入って温まっている間には、エアコンやストーブを止めるようにします。タイマーを利用し、眠りについたころ切れる、冷え込む明け方につく、という設定ができるととても便利ですね。
冬の室温は18度〜20度程度に、湿度は55%前後で
冬にちょうどいい室温は18度から20度くらい。エアコンで調整してもストーブで調整してもかまいませんが、熱風・熱気が赤ちゃんに直接当たらないよう注意する必要があります。扇風機やサーキュレーターを上手に利用し、部屋全体の空気が一定の温度になるようにしましょう。
暖房器具を使うと気になるのが湿度です。エアコンをつけるとどうしても乾燥しがちに。そんなときは、加湿器を利用する、洗濯物を室内に干すなどして湿度を保ちましょう。湿度は一般的に40〜60%であれば適切だと言われていますが、赤ちゃんがいる場合には55%を目安にします。赤ちゃんの鼻の穴はとても狭く鼻づまりを起こしやすいもの。湿度が高いほうが鼻の中も乾燥せず呼吸をしやすくなります。
忘れてしまいがちですが、換気も重要です。しかし、換気するたびに部屋が寒くなるほど外の空気を入れる必要はありません。赤ちゃんのいる部屋の窓ではなく廊下側のドアを開け、別の部屋の窓を開けたりキッチンの換気扇を回したりするなど、空気の入れ替えができればいいのです。しっかり空気を入れ替えたい場合には、赤ちゃんは別の部屋に移動させるようにしましょう。
こういった温度・湿度のコントロールをすることで、寒い冬の間も赤ちゃんの体調をよい状態に保つことができます。生まれたばかりの赤ちゃんには心配ごとも多いのですが、必ず徐々に強くなっていきます。季節ごとの対策を忘れず、しっかりと赤ちゃんを守ってあげたいですね。
引用元:
冬生まれの赤ちゃんが元気に過せる環境とは?(ベネッセ)