京都府立医科大(京都市上京区)と京都造形芸術大(同市左京区)は、病院内の壁に絵画を描く「ホスピタルアート」などを通じ、両大学の共同研究や人材交流を進めることを目的に包括連携協定を結んだ。府立医科大の病院内を“キャンバス”に見立て、患者らにとってどんな絵画が癒やしなどの効果があるかどうか、脳科学分野なども絡めた検証作業を行う。

 平成21年から府立医科大の病棟内で、造形芸術大の学生らが絵を描く協業を進めており、今回の協定で両大学の関係をさらに深める狙いがある。

 医療と芸術が人間の健康にどう影響するかを調べ、芸術が分かる医師や看護師、医療現場を理解できる芸術家を育てるユニークな試みにつなげる。

 京都市内の調印式で、府立医科大の吉川敏一学長は「アートで痛みがどう和らぐか、医者も変わる必要がある」。造形芸術大の尾池和夫学長(元京都大総長)は「芸術がどう生きる力をつけるのか。画期的な検証の機会になる」と話した。


引用元:
アートの癒やし効果を共同研究 京都府立医科大と京都造形芸術大(産経新聞)