人工授精を行うタイミングとは
人工授精とはその名の通り、人工的に採取した精子を子宮に注入し、精子と卵子が受精しやすい場所に入れる治療法のことを指します。

女性は自然に排卵するタイミングを待ち、排卵されたタイミングで人工授精を行います。

妊娠しやすいのは排卵日当日だと思っている方が多いようですが、実は、最も妊娠しやすい日は排卵日ではなく、排卵の2日前か前日なんです!

そのため、排卵日当日には、妊娠率は低下するのです。
人工授精の妊娠確率ってどれくらい?
人工授精の妊娠確率は、一般的に5〜10%と言われています。妊娠するまでに数回実施する方がほとんどで、1回の人工授精で妊娠する方のほうが少ないようです。

また、年齢を重ねるほど妊娠する確率も下がるため、不妊の可能性がある場合には、早めに治療を開始することが大切です。

自然妊娠との併用はできる?
人工授精と自然妊娠を併用した方が妊娠の確率が上がるのでは?と考える方も多いようですが、実はそうではなく、むしろ人工授精を実施する前日は、禁欲したほうが妊娠の確率が上がるそうです。

しかし、これは医師によって考え方も様々なので、併用を検討する前に、まずは母体の健康状態を良好にすることから始めましょう!

まずは排卵日を知ることが大切
妊娠の成功率を高めるためには、まず排卵日がいつなのかどうか知る必要があります。上記で説明した通り、排卵日の2日前か前日が一番妊娠しやすいため、基礎体温を付け、妊娠のタイミングを見計らいましょう。

不妊治療で病院に通院されている方は、子宮内膜の状態や超音波などによる検査で詳しく知ることができます。

タイミングが合わないときに考えられる理由とは
人工授精のタイミングが合わず、なかなか妊娠できないという場合には、以下のような原因が考えられます。

卵子の質の低下
卵子の質が低下していると、妊娠しても流産してしまうことがあります。しかし、これは妊娠した時にわかるものではなく、健康な赤ちゃんになって初めて良質な卵子であったとわかります。

卵子の質は、女性の年齢が35歳を超えると低下していくと言われていますが、睡眠不足やストレスが原因となり質が低下することもあります。

そのため、妊活を行っている方は、日頃の生活を正しく直すことも大切です。
精子の受精障害
精子の受精障害も、卵子の質と同じように原因となる確率はとても少ないものです。

精子の検査データだけでは精子の能力までは詳しく分かりませんが、卵子を取り出して精子と巡り会わせてみれば、正常受精するかどうか確認することができます。

妊娠率を高めるためには

妊娠の成功率を高めるためには医療の力も必要ですが、日頃の生活を正しいリズムにすることも大切です。

例えば、子宮を冷やさないようバランスの良い食事を毎日3食取ること、冷たすぎる飲み物を避けるなど、その他ほか質の良い睡眠を取ることも必要です。

タイミングも大事!でも日々の生活リズムも大切!

妊娠するには、排卵日や精子・卵子それぞれの状態も大切ですが、自分の体調管理も大切な一つです。女性にとって子宮や卵巣が冷えてしまうのは、妊娠しにくい環境とも言えます。こういったことから排卵や生理が遅れることもあります。

そのため、日ごろから身体を冷えないように心がけたり、ストレスや睡眠不足にならないように気を付けることで、妊娠に一歩近づけるかもしれません!




引用元:
どのタイミングが一番妊娠しやすいの?人工授精のタイミングや確率について(mamari)