岡谷市は母親の育児不安の軽減を図るため、産前産後ケアの支援事業を充実させる。「産後ケア」では母乳相談などで市内の助産院を利用した際に2000円分を2回まで助成する新たな制度を4月に始める。助産院を利用した場合の費用の一部助成は上伊那地方で広がっているが、諏訪地方で打ち出したのは岡谷市が初めて。市役所に隣接する市保健センターには相談室を開設し、助産師や保健師との相談に活用する。
新年度一般会計予算案に、子育て世代包括 支援事業として6315万円を計上した。このうち 、助成制度や相談事 業、相談室の改修費といった事業の拡充分としては780万円を盛った。
市によると、市内には現在、助産院が岡谷市川岸西に1カ所ある。ほかにも助成制度の導入を視野に新年度中の開院を目指す動きがあるという。助産院では乳房マッサージ、さく乳の手伝いなどのサービスが受けられる。費用は4000円前後が一般的で助成制度を活用すると、概ね半額になる。市では産後ケアを必要とする期間を概ね1年6カ月間と想定している。県助産師会諏訪地区が助成事業の創設を求めてきた。
相談事業は保健師の資格を持つ市職員が育児の悩みに応える。月1回、助産師が産前産後の相談に応じる機会を設ける。保健センター内の相談室を活用し、きめ細やかに対応していく。
ヘルパー派遣による家事、育児支援や保健師による生後4カ月までの乳児を持つ家庭への訪問な どは引き続き実施していく。包括支援事業とは別に高額な費用 が掛かる不妊治療費の補助も継続する。妊娠前、妊娠、出産、育児を継続的に支援 していく考えだ。
宮澤順健康福祉部長は「母親が安心して子どもを産むことができるよう、支援体制を充実させたい」と話している。
引用元:
行政・政治 : 岡谷市新年度 産前産後ケア充実 助産院費用の助成新設 (長野日報)