性病の原因となるクラミジアは感染率が高く、コンドームを使用しない状態の性行為だと感染する確率は50%とも言われています。しかし、症状が軽く、気付かれにくいという特徴があります。 もし 母親がクラミジアに感染した状態で出産した場合、子供にはどのような影響があるのでしょうか。
クラミジアの母子感染
クラミジアは自覚症状があまりない病気なので、感染を知らずに妊娠することがあります。
治療しないまま経腟分娩をすると、産道感染によって赤ちゃんが結膜炎や肺炎になってしまう可能性もあります。
クラミジア結膜炎
クラミジアに感染することにより、発症する結膜炎で「トラコーマ」と言います。成人の場合は目の充血、目やに、眼痛、異物感、まぶたの裏のブツブツなどの症状がみられます。
新生児では、生後1〜2週間で発症し、目やに、充血、結膜の表面に灰白色の膜などの症状がみられます。
クラミジア肺炎
クラミジア肺炎は、成人では稀にしか感染しませんが、感染妊婦から出生した新生児・乳児の場合3〜20%が発症するとされています。
乾いた激しい咳が出て、頭痛、呼吸困難を引き起こすこともあります。
一般的には、3〜16週に鼻汁や軽度の咳で発症し、ほとんどの場合は高熱になることはありません。
嘔吐やチアノーゼを伴う、けいれん性の咳が出ることもありますが、ゼーゼー、ヒューヒューといった音がする呼吸を伴うことは多くありません。
クラミジア肺炎の治療は?
治療期間は、症状の進行度合いによっても異なりますが、治療は抗生剤の投与によって行われ、再検査で陰性と判断されるまで続けられます。軽度の場合なら一度の投与だけでも治療することが可能です。
新生児がクラミジアで肺炎を起こしている場合は、「血液検査による抗体検査」や、「胸部エックス線で肺の状態を見る」などして、総合的に診断されます。
再発するケースも多いので、2週間は服用を継続する必要があります。また、喉の痛みや鼻水、咳などがひどい場合はそれらの症状をやわらげるための対症療法も行われます。
また、クラミジアを放置しておくと、エイズや淋病などの他の性感染症へもかかりやすくなり、感染率が3〜5倍にもなると言われています。
感染した場合は、すぐに医師の診察、検査を受け、適切な処置と治療をしっかりと受けて、完治するようにしてください。
引用元:
性感染症のクラミジアは、母子感染する可能性も!(imedi)