蚊が媒介し中南米を中心に感染が拡大している「ジカ熱」について、WHO=世界保健機関は8日、緊急委員会を開き、妊婦に流行地域への渡航を自粛するよう勧告のレベルを上げました。

 「ジカ熱の流行国からの報告や調査は、性交渉による感染がこれまで考えられていたより一般的だということを強く示している」(WHO・チャン事務局長)

 WHOの緊急委員会は2月に続き2回目の開催となり、ジカ熱について「性交渉による感染が、これまで考えられていたより一般的」との見解を新たに示しました。このほかWHOは、ジカ熱に感染した妊婦から「小頭症」の子どもが生まれる可能性について、「証拠が増えている」として関連性が高まっているとの見方を示しました。

 これらの調査結果を踏まえ、WHOは妊婦に対しジカ熱の流行地域への渡航を自粛するよう勧告しました。これより前にWHOは流行地域への不要不急の渡航は避けるよう促すに留まっており、勧告レベルを上げた格好です

引用元:
WHO、妊婦にジカ熱流行地域への渡航自粛を勧告 (TBS News‎ )