◇県一体化案 重篤障害など対応強化
三日月知事は29日、設立から30年近く経過する県立小児保健医療センター(守山市)について、重篤な障害や疾患を抱える子どもへの対応を強化するため、隣接する県立成人病センターと一体化して新たな病院組織をつくる方針を明らかにした。
この日の県議会一般質問に答えた。県病院事業庁経営管理課によると、医学の進歩で新生児や乳児の死亡率が下がる一方、重症障害児数が全国的に増加。しかし、小児保健医療センターでは患者に必要な医療機器を導入しようにも部屋が狭すぎたり、個室が足りなかったりと問題を抱える。
また、県内の小児救急医療を支えるための態勢強化や、長年小児科で診療を受けて成人した患者が別の医療機関にスムーズに移行することなども課題だった。
県は今年度、センター機能の再構築を議論する委員会を開催し、基本構想案をまとめた。案では両センターを一つの病院組織とし、リハビリテーションセンターや検査部、薬剤部などを共通の部門として運用。小児保健医療センター療育部と守山養護学校については、県教委とあり方を協議する。来年度に基本計画をまとめ、組織形態や開院のスケジュールなどを決める。
三日月知事は「小児から成人まで連続した診療、支援体制が大切。機能再構築を実行性あるものとする組織・施設の整備をすすめたい」と述べていた。
引用元:
小児医療充実へ新病院 滋賀 (読売新聞)