【千歳】子育て施策に力を入れる市は新年度から、不妊治療の助成範囲を拡大し、新たに一般不妊治療の「人工授精」も対象に加える。2015年度に始めた体外受精などの特定不妊治療の助成申請が想定を上回り、不妊で悩んでいる市民が多いと判断したため。関連経費約590万円を16年度予算案に盛り込んだ。

 一般不妊治療には、排卵日のタイミングを予測する「タイミング法」と排卵誘発剤などを使う「ホルモン療法」、採取した精子を排卵日を予測して子宮に入れる「人工授精」の三つがある。千歳市は、このうち人工授精について、治療費の一部を独自に助成する。人工授精は保険適用外で、1回当たりの費用は1〜5万円程度。

 具体的には、女性が43歳未満で所得が730万円未満の夫婦が対象。回数に制限はないが年間3万円までで、通算2年間助成する予定。1年間で50件の申請を見込んでいる。

 千歳市は15年度から、1回30万円程度かかる体外受精や顕微授精の特定不妊治療について、1回15万円の道の助成に上乗せする形で、独自に1回当たり最大5万円の助成を始めた。当初は年間90件の申請を見込んでいたが、12日現在で既にのべ84件の支給が決まっており、最終的には120件を超える見通しという。

 市健康推進課は「子供を希望する人を経済的に後押ししたい」と説明している。市によると、道内で市が一般不妊治療の助成をしているのは現在、岩見沢と滝川、伊達、網走の4市。(佐々木風人)



引用元:
北海道千歳市、不妊治療助成を拡大 新年度、「人工授精」対象に(どうしんウェブ)