“カミナリ親父”という言葉に表される頑固で恐ろしい父親像は、現代では身近ではありません。それどころか、多様な価値観に親自身が翻弄され、その権威は失墜しているように感じます。情報が氾濫し、親が確固たる価値観を持つことは難しい昨今、みなさんは「よそはよそ、うちはうち」といった価値観を持っていますか? また、家庭の方針を子どもに堂々と言えますか?

親として子どもに「これだけは譲れないもの」を持つことは、親子関係においても重要なことと筆者は感じています。今回はシンガポール在住の四児母である筆者が、“オンリーワンな子育て”のメリットをご紹介します!



■人生を「人のせい」にすると不安になる理由

子育てに限らず、何事にも不満を持ち、その理由を自分以外のせいにする人は、実は不安で一杯な人が多いです。なせなら”自分の人生の操縦桿”を握っていないから。周りに常に翻弄され、流される人生ですので、自分というものがなく、不安で当たり前なのです。

失敗を経験として受け止めることが出来る人は、人のせいにしません。そしてそう言う人は、”人生は自分が変えることが出来る”という確信があるので、不安が少ないのです。



■人生の舵は自分で切ろう

●夫へ不満がある時

外で同じような愚痴を言い合う仲間内で発散する妻と、夜のおかずを一品増やして夫の笑顔を少しでもつくろうと工夫をしながら、夫を優しい男性へと変身させていく妻は、どちらが自分主導の人生を切り開いていますか?

●子どもが反抗期の時

「反抗期だから」と言って終わらせ対応を変えない、もしくは放っておく母と、子どもが何に悩みをもっているかを知るために子どもへの対応を変える母は、どちらが自分の人生を操縦しているでしょうか。

それは火を見るより明らかですよね。

文句や愚痴の世界の扉をばたんとしめて、自分が変わること決心することで、世界は変わります。そしてそう決めた途端に、不安は消滅するのです。

■ママの「あなた」が一番大事にしていることは何?

例えば「他のお宅の子どもはこんなに出来たのに、うちの子は出来ていない」「あそこの家はいつも外出している」などと周りを見て不安になる方は、一度、親であるご自身が大切にしていることを見直す必要がありそうです。

“食事の作法を大事にしたい”、“どんな相手にも基本の挨拶をしっかりする”など、ご自身が「これだけは」という自分の軸となるものを考えてみましょう。それは誰にも否定される言われの無い、あなただけの価値観であり、大事にすべきことです。

まずはそれを優先して、丁寧に実践していくことから始めて見てください。そのうちに、「よその子どもが始めた習い事」だの、「あの子がこれくらいの規模で誕生会をやったから」とか、そういう色々なことが気にならなくなってきます。

なぜなら、あなたにとってそれは最重要事項ではないことが、もう分かっているからです。そうして子育てで大切にすべき優先順位も見えてくるはずです。

いかがでしたか。

筆者の家庭では、まず市販のお菓子は買いません。多くの小学生が履いているスニーカーを欲しがっても、買いません。わが家はいつも革靴です。そしてテレビもありません。などなどと、普通と違うことがけっこうあります。が、こども達は意外とあっけらかんと受け入れています。

思春期にさしかかった上の子は文句を言う事もありますが、それも成長の証、いつか親を言い負かせて外へ力強く歩みだす日を楽しみに待っています。いろいろなことが不安でいっぱいの方は、まずご自分が大切にしたいことを改めて見つめてみてくださいね。



引用元:
「これだけは譲れない」をもってる?オンリーワンの子育てをしたい理由(It Mama)