ロート製薬が8日までに明らかにした花粉症の実態調査の結果によると、0〜16歳の子供3人に1人の割合で、その親が「花粉症だと思う」と回答し、このうち5歳までに発症したとみられるケースが半数近くに達した。低年齢化の傾向がみられるとして、同社は幼いうちからマスクなどで予防することが重要と訴えている。

 調査は2015年11月にインターネットで実施し、16歳以下の子供計2618人の親らが回答した。ロートの集計によると、花粉症とみられる子供は全体の33.4%に達した。12年の同様の調査では25.7%だったが、13年以降、上昇をたどっているという。
また子供が「何歳で発症したと思うか」を親に尋ねたところ、3、4、5歳とした回答がそれぞれ10%を超えた。5歳までに発症した割合は計45.5%となり、12年調査より8.9ポイント上昇した。

 ロートは「大気中の微小粒子状物質『PM2.5』の増加や、ディーゼル車の排ガスによる影響も考えられる。大人が適切な対処を教えるべきだ」と強調している。


引用元:
花粉症、子供3人に1人に ロート調査で判明 「PM2.5や排ガス影響も考えられる」 (産経新聞)