静岡県は新年度、生まれたばかりの赤ちゃんの耳の聞こえ具合を調べる「新生児聴覚スクリーニング検査」の実施率100%を目指し、関連機器を購入する産科医療機関への助成事業を新設する。
 スクリーニングは先天性難聴の疑いを調べる検査。先天性難聴は早期発見で「克服できる病気」とされ、適切な対応により聴覚を獲得したり、言語を発せられたりするケースがあるという。
 一方で難聴を放置するとコミュニケーションに支障を来し、情緒や社会性の発達に影響を及ぼす可能性がある。先天性難聴の発生頻度が千人に1〜2人と比較的高いため、検査実施率100%の早期達成は急務となっている。
 県こども家庭課によると、県内の産科医療機関72施設(2014年末時点)のうち、7施設が関連機器を持たず、新生児の受検率は83・2%にとどまる。県は今回、医療機関と同様に出産を取り扱いながら、関連機器を持たない助産所23施設と合わせ、計30施設の機器導入を後押しする。担当者は「すべての機関で検査を実施することで、乳幼児聴覚支援センター(静岡市葵区)や精密検査を行う基幹病院によるフォロー体制も構築できる」と助成の意義を強調する。

引用元:
新生児聴覚検査を支援 静岡県、機器購入助成へ(アットエス)