子宮外妊娠とは…?

妊娠初期に不安になるのが、子宮外妊娠かどうかということです。妊娠検査薬で陽性は出たものの、ちゃんと子宮に着床しているのだろうか?と、病院に行くまでは不安になることもあると思います。

こればかりは病院に行くまでわからりません。エコーを使っておなかの中の状態を確認しなければ、医師でもわからない事です。

子宮外妊娠とは、一体どんなものなのでしょうか?その詳しい情報は以下の参考リンクにて説明しています。妊娠初期の症状と子宮外妊娠の違いも説明していますので、ぜひお目通しください。

子宮外妊娠の症状とは?正常な妊娠初期症状との違いは? 用語解説

私の子宮外妊娠体験

一般的に子宮外妊娠は、妊娠初期に発見されることが大半です。生理が止まり、妊娠検査薬で陽性反応が出て婦人科を受診して子宮外妊娠が発覚するのが主な発見ルートと言えます。

しかし私の場合は、生理不順で月に二回生理が来ていたので全く気が付きませんでした。子宮外妊娠に全く気が付けず、体内で右の卵管が弾けてしまい出血多量で貧血になりました。

それまでも体調不良があり内科を受診していましたが原因不明と言われ主人に連れられて大きな病院を受診。

時間外の外来でしたがかかりつけの内科の先生が連絡をしてくれていて、すぐに検査をしてもらえました。そこで初めて子宮外妊娠だと知り、このままではいつ下血てもおかしくない非常に危険状態だったので即日手術を受けることになりました。

卵管が弾けていたのは手術してわかったことですが、その時で妊娠3ヶ月くらいだったそうです。

子宮外妊娠の処置と入院期間

私の場合一刻を争う状態だったので、手術は開腹手術を受けました。診察室で手術を受ける合意書にサインをして、私のみ処置室に通され手術着に着替えてそのまま手術室にベッドのまま搬送されました。

手術は全身麻酔の結構な大掛かりな手術で、手術所要時間は二時間ほどでした。手術開始から三十分としないうちに待合室にいた主人に看護師さんから輸血開始の話をされたそうです。

手術は下腹部を10pほど切って縫合しました。

入院期間とその様子

入院期間は一週間の予定でしたが、傷口の回復状態がよかったので五日間での退院になりました。

入院初日と二日目は個室で数時間おきに看護師さんが検温に来ていました。絶食で一日中点滴をしていて、尿道にはカテーテルが入った状態でした。酸素濃度がとてもよかったようで、酸素マスクは手術したその日の夜に外してもらえました。

翌日には大部屋に移動になり、ガスが出て食事が開始。入院三日目に食事が開始になり、十倍がゆ等の形のないものから毎食少しずつ固形の食事になっていきました。

入院四日目にようやくカテーテルが取れて、点滴も一か所になりました。それまでは両腕の関節等に多いときは三本同時に点滴を打っていました。採血は毎日朝夕あったように思います。

お風呂はカテーテルが取れるまでは入れませんでした。それも過酷でしたが、何より過酷だったのが歩行です。大部屋になって院内を散歩するように看護師さんから指導されたのですが、起き上がることでもやっとで点滴をゴロゴロ引きずりながらナースステーションまでの数十メートルがとにかく長く感じつベッドに戻るころには息が上がっているほど体力がすり減ってしまっていました。

退院のできたのは妊娠中に上がる数値が下がってから

退院の決定打は、傷の治りもよかったこともありましたが妊娠中に増加すると言われているエスとラジオ―ルが正常値まで下がったことが大きかったようでした。

手術を受けた当初は様子を伺いながら出血が止まらなかったら再手術の可能性もあると言われていたため、早めの退院は有給休暇を取って娘を見ていてくれた主人と、私が作ったものしか食べない当時一歳だった娘にとっても救いでした。

病院未受診の妊娠初期の妊婦さんへ

妊娠は大きな喜びです。しかし初めて病院に行くまで妊娠は正常なものかわかりません。初めてで不安なこともあると思いますが、とにかく早く婦人科を受診してください。

子宮外妊娠は誰のせいでもありません。でも放置すれば私のように命の危険が伴います。

卵管摘出、開腹手術、輸血、入院となると、精神的にもですが肉体的に想像以上の深手を負います。傷も残ります。

少しでもおかしいと思ったらすぐに病院に行ってください。妊娠初期過ぎて妊娠しているかもわからないかもしれない状態でも、陽性反応が出たならばできるだけ早く婦人科を受診してください。

惨いことを言うようですが、発見が早ければ処置も迅速です。手術の日までおなかの中の子を意識する時間もあります。だからどうか、早め早めの病院受診を行ってください。

子宮外妊娠と経て…

子宮外妊娠が発覚するまでは、とにかく体調がすぐれませんでした。手術当日なんて貧血で顔面蒼白で、子宮外妊娠と聞かされて驚きそして即手術。悲しむ間もありませんでした。そして手術を受けると決まった瞬間、全身が痛くて夜も眠れなかった日が続いたせいでこれで体の痛みが治まると思ってしまいました。

手術を受けて目が覚めたら手術台に乗っていました。手術の間の二時間、麻酔の力とはいえ本当によく眠りました。それまで体が痛すぎて夜ほとんど寝られない状態だったので起きたら頭がすっきりしていました。

先生から「摘出した卵管、ご覧になりますか?」と聞かれて、私は「いえ…。見れません…。」と断ってしまいました。その時は卵管を見てしまったら自分の中の何かが一気の崩壊してしまいそうで見ることができませんでした。でも一年半経った今にして思うと見ておくべきだったかもしれないとそのことだけが心残りです。

なくしてしまった卵管と我が子の命を思わない日はありません。手術を受けて以降一年間は、その喪失感で何度も泣きました。しかし次第に我が子から譲り受けたこの命で子どもの分まで幸せになろうと前を向けるようになってきました。

子宮外妊娠はできれば経験したくはない事だし、経験すべきではないとさえ思います。悲しみは深いです。しかし子宮外妊娠だったとはいえ私を選んでおなかに来てくれた我が子の存在は、何にも代えがたい尊いものです。

処置が遅れれば母体も命の危険があります。命が危険な状態にあった経験をした私からの願いは、妊娠が判明したらすぐに病院を受診することです。

子宮外妊娠を通して、私はほんの少し強くなって命の大切さを我が子から教えてもらったような気がします。命は一つしかないものです。どうかそのことを念頭に置いて、これからの妊娠や病院受診、出産子育てを大切にしてください。


引用元:
子宮外妊娠に気づかず妊娠3ヶ月。子宮外妊娠はとにかく早めの受診が大切。(mamari)