子育てしながら働くには周囲への配慮や感謝が不可欠−−。転職支援サービスを展開する「エン・ジャパン」が実施したワーキングマザーと、ワーキングマザーと一緒に働いた経験のある人ら(周囲の人)を対象にした意識調査で、こうした結果が改めて明らかになった。


 調査は昨年11月、インターネットで行い、ワーキングマザー368人、ワーキングマザーと働いた経験がある人1012人ら計2084人から有効回答があった。

 「周囲の人」を対象に、「ワーキングマザーに意識してほしいこと」を複数回答で尋ねたところ、最多は「周囲の社員への配慮」で95%。次いで「業務を抱え込まない」(82%)だった。一方、ワーキングマザーに「自身が意識したいこと」を尋ねたところ、同様に「周囲への配慮」がトップだが68%にとどまった。2番目は「求められる任務の完遂」(67%)。

 一方、管理職層に「部下にワーキングマザーがいた場合に配慮すること」を、また、ワーキングマザーに「管理職層に求める配慮」をそれぞれ尋ねたところ、「勤務時間の柔軟性」がともに79%で1位だった。差が出たのは「時間ではなく成果での評価」についてで、管理職層は27%、ワーキングマザーは48%だった。【中村かさね】


引用元:
ワーキングマザー調査 働く母、周囲への配慮意識して (毎日新聞)