産後の育児や授乳に悩む母親が、ホテルの一室でゆったり過ごしながら助産師の助言を受け、リフレッシュする――。そんな産後ケア事業を、東京都品川区が6月から始める。浜野健区長が2日の予算会見で発表した。

 区内在住の初産後の母親と生後60日未満の乳児が対象。区内のホテルで、午前11時から午後3時までの4時間、助産師が育児や授乳方法などを指導するほか、乳児の健康状態や発育状況の確認、母親の産後の回復の助言などをする。費用は4千円程度の見込みで、ルームサービスによる昼食も含まれる。利用は1日1組で、月〜木曜に実施する。

 昨年6〜7月、区が1200人の保護者を対象に実施したアンケート(回収率60・9%)では、産前産後の育児やトラブルに対する不安や授乳の悩みを抱える母親が多かったという。産後ケアは地域の助産師会や区内にキャンパスのある東京医療保健大学に委託予定で、区は両者とケア内容などについて話し合いを進めている。

 区は同事業に対し総額約470万円を新年度予算案に盛り込んだ。同事業を担当する荏原保健センターの榎本芳美所長は「慣れない育児に心身ともに疲れ、不安や悩みを抱える母親に、ホテルでリラックスしながら不安を解消し、体を回復させてほしい」と話している。


引用元:
産後の育児ケア、ホテルでゆったり 品川区が母子支援(朝日新聞)