小学生の虫歯は、正しい歯磨きの知識が広まったこともあり減少しましたが、逆に視力が低下する子どもが増えているそうです。
文部科学省がまとめた『2015年度学校保健統計調査』によると、満5〜17歳の幼稚園から高校までの裸眼視力1.0未満の子どもは増加傾向にあり、小学生では約3人に1人と過去最悪の割合になっています。
子供の視力は、6歳まで発達する
子供の視力は乳幼児期を通して発達し続け、小学校入学の時期までには大人と変わらない視力になると言われています。
しかし、この時期に目を正しく使わなかったり、目に良くない健康状態に置かれたりすると、正常な目の発達が阻害され、視力の低下を招くことなります。
子どもの視力低下の原因
テレビ、スマートフォンなどの長時間の使用
テレビなどの液晶画面を近くで長時間見続けることや、携帯用ゲーム機やスマートフォンなどの小さい画面のものは、視力の低下の原因に大きく影響していると考えられています。小さい画面は、眼球が動く範囲が狭くなり、視力の発達を妨げてしまいます。
心因性視力障害
脳に過剰なストレスがかかると、一時的に視力が低下することがあります。心理的ストレスが強く影響して視力障害を引き起こしており、心因性視力障害と呼ばれます。
この場合は、眼球や視神経には異常がないので、ストレスがなくなれば視力は回復します。
親からの遺伝
近視は劣勢遺伝子ですが、視力の悪い遺伝子を持っている子は、小学校低学年までの早期に視力が低下する可能性が高くなります。
両親共に近視の場合、両親共に近視ではない場合と比較すると、近視になるリスクが8倍高く、片親のみが近視の場合でも2倍高くなることが分かっています。
目のストレッチで視力が回復する?!
子どもの視力低下の主な原因は、近くの見すぎによるものだといわれています。まずは、仮性近視という状態から始まります。
− 仮性近視
近くのものを見続けると、毛様体筋と呼ばれる遠近の調整を行う目の筋肉が一時的にこり固まり、焦点がうまく合わせられない状態。
近視は屈折の問題であり、網膜や視神経の疾患ではないので、一般的に矯正視力が低下するものではない。
仮性近視は一時的に起こる筋肉の緊張ですので、眼のストレッチなどで筋肉をほぐせば子どもの視力回復が見込めます。
視力の改善ストレッチ!
目を強く閉じて10秒上を見る
目を強くつぶり下・右・左と10秒繰り返す
顔は動かさず、指の先端で∞の字を描き目で追う(3回)
指を奥から手前へ3回動かして目を追う
子供は目が悪くなっていても比較するものがないので、視力が低下しているということに気がついていない場合があります。
目を細めたり、いつも近くでテレビを見ている子どもは、視力が低下している可能性があります。スマホや携帯ゲームは子どもの必須アイテムになりつつありますが、使用時間には気をつけるようにしましょう。
[出典]
近視の発生と治療の可能性
引用元:
子どもの視力低下が増えているその理由とは?(imedi)