遺伝子を改変できる新技術「ゲノム編集」で、人間の受精卵を改変する基礎研究の実施計画が1日、英国で法律に基づき承認された。

 中国で昨年4月、異常がある受精卵をゲノム編集で改変したとする論文が発表されたが、正常な受精卵を使った研究が認められたのは世界初とみられる。

 英政府が管轄する「ヒトの受精・胚研究認可局」が、英フランシス・クリック研究所のチームに認めた。不妊治療で余った受精卵を両親の同意を得て入手し、培養期間は受精後7日間に限定する。受精卵が成長する仕組みを解明し、体外受精や不妊治療の改善につなげたいという。英政府は子宮に移植して子供を産ませることは禁止している。

 日本では、ゲノム編集による受精卵の改変に対する法的な規制はない。遺伝子を改変した子どもを作ることは、強制力のない指針で禁止しているが、出産を目的としない基礎研究についての明確な基準はない。


引用元:
ヒト受精卵改変、英で承認…子宮への移植は禁止 (読売新聞)