せっかく妊娠をしたのに、流産してしまった……という話は割と頻繁に耳にしませんか? 実は自然流産の確率は意外と高く、しかも年齢によってかなり違いがあるのです。
ベビーを望んでいれば誰しも“流産”という辛い経験は逃れたいもの。
そこで今日は、予防医学に詳しい医学博士 川上先生監修の元、自然流産率と年齢の関係、また妊娠を維持する方法についてお伝えします。
■年齢によって変わる「自然流産率」
自然流産とは、文字通り自然に流産してしまうということですが、多くの女性は「私が妊娠に気付かずお酒を飲んでしまったからでは……」「激しく動きすぎたのかも……」とご自身を責めてしまいがちです。
ですが、原因のほとんどは染色体異常から起こるもので、ママの行動に関係なく赤ちゃん自身が上手く育つことが難しかったから流れてしまうということです。
この自然流産率は実は年齢によって変わるそうなんです。
日本産科婦人科学会の報告によると、一般に妊娠の約15%は自然流産に終わるが、35歳を過ぎる頃から流産率の増加がみられ、35〜39歳では20%、40歳以上では40%以上が流産に終わるとのこと。
■流産を招かないために「気をつけたいママの行動」7つ
先ほどお伝えしたように流産の原因のほとんどは、ママの方ではなく赤ちゃん側の染色体異常の可能性が高いため、「○○したら流産が防げる」というようなものではありません。
しかし、赤ちゃんの染色体異常ではない場合に起こるママの行動による流産は避けたいですよね。
妊娠中の方、また妊娠の可能性がある方は、下記のことに気をつけましょう。
(1)タバコは控える
タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させる作用があるため、赤ちゃんに必要な酸素や栄養をうまく運べなくなります。
(2)カフェインの大量摂取は控える
1日2、3杯まででしたら影響はないと言われていますが、できるだけ飲まない方が安全と言えるでしょう。ですが飲まないことで過剰なストレスを感じることはさらに良くないので、程よく制限をしましょう。
(3)アルコールは控える
早産の原因だけでなく、産まれた赤ちゃんに胎児性アルコール症候群という生まれつきの異常をもつ可能性もあるので、絶対に控えましょう。
(4)市販薬は控える
薬がお腹の赤ちゃんに届いて異常を起こす場合がありますので、もし体調が悪くなったら必ず医師に相談し、妊娠中にも飲める処方箋を出してもらいましょう。
(5)ストレスを溜めこまない
自分にはストレスなんてないと思っている方ほど意外にストレスがあったりします。ストレスがある時は目の周辺に緊張感があります。
そんな時、ベッドに入ったら、眉間の力を抜いて、そこが広がるようなイメージをつくりましょう。眼球をまぶたから離すように頭の奥の方に鎮めるようにして、目の周辺を緩めます。
ヨガではこのように完全に力を抜くポーズを“シャバーサナ”と言いますが、これは全てのポーズの中で最も難しいとされています。人間は緊張して力をギュっと入れた状態は得意なのですが逆に力を抜くことはとても苦手だからです。ですがこれができると、心が落ち着き深い睡眠にも繋げることができます。
(6)身体を冷やさない
冷えは子宮の環境を保つのを妨げるため良くありません。特に足と子宮は繋がりが深いので、常に靴下やレッグウォーマーをして温めるようにしましょう。
身体の内側から温めるためには、常に白湯を飲むことであり、鍋で水を沸騰させてから10分くらいしたものをコップに移し、冷ました白湯がベストです。
(7)過度の運動は控える
安定期に入るまでの運動は控えましょう。安定期に入っても、妊娠前と同じ運動量は身体へかなり負担がかかるので、あまりに息切れをするほどの運動ではなく、ゆったり動けるマタニティヨガなどにしましょう。
安産のためにはヨガで股関節を柔らかくすることや、骨盤底筋群を鍛えること、深い呼吸の練習が重要になります。腹筋をたくさん使うような運動は、お腹に良くないので避けましょう。
いかがでしたか?
年齢が高くなるにつれて自然流産率は高くなりますので、高齢出産の方は特に普段の生活に気を付けていきたいですね。
35〜39歳では5人に1人が流産を経験するとされていますが、そのほとんどは赤ちゃんが「このまま成長しても上手く生きるここができないよ」ということで自然と流れてしまうものです。
そのため、もしもの時でもママが自分を責めすぎないように心の準備ができるとよいですね。
引用元:
年齢によって変わる自然流産率と「妊娠維持のために避けたい行動7つ」(It Mama)