認知症でも体が元気な人の場合、一人で出歩いてしまうことがあります。 「あれ?あの人認知症かな?」と思っても、違った場合の事を考えると声をかけづらいですよね。しかし、一見認知症と分からないために、事故に繋がる事や行方不明になるケースもあるようです。

道に迷ったり、路上で倒れて動けなくなったりした「認知症の高齢者の対応」にあたった警察官が、認知症の知識をもっていなかった為、対応に遅れが出る場合もあるようです。
今年5月には、東京都北区の路上で転倒して負傷した70代の男性を警察官が保護した際、認知症と気づかずに近くの公園に放置していたというニュースもありました。

認知症の対応の遅れを防ぐため注意点をまとめた「ハンドブック」配布
認知症をよく知らない人だと、話しかけた際、返答に違和感がないと認知症だと分からない場合もあります。
警察では、外出したまま帰宅困難になった認知症の高齢者らへの対応などで、警察官があたるケースが増えているとして、警視庁は認知症の特徴や対応時の注意点などをまとめたハンドブックを作成し、全警察官と職員に配布。

また、全ての警察官と職員を対象に、「認知症サポーター」養成講座の受講を 義務化しました。

認知症なのかわからないときの「声かけ判断」ポイント
このような行動を取っている人は、認知症の可能性があるので声を掛けるようにしてみてはいかがでしょうか。

声かけ判断のポイント

・夜中や早朝、ぽつぽつと歩いている。
・寒いのに薄着、暑いのに厚着をしている。
・雨の日に傘もささずに歩いている。
・外出しているのにパジャマ、ボタンの掛け違い、髪がぼさぼさ、持ち物が不自然。
・カバンなどを持たず、手ぶらで歩いている。
・険しい表情や、ボーっとした表情をしている。
・交差点などで戸惑っている。
・路肩や道端に座り込んでいる。
・同じところを、何度も歩いている。
・品物を買うときに戸惑っている。
認知症の人は、徘徊して、そのまま行方不明になってしまう人もいるそうです。
知らない人に自分から声をかけるのは勇気のいることですが、相手の命に関わってしまう場合もあります。そんな人に気がついた時には、参考にしてみてください。

引用元:
認知症の対応の遅れを防ぐ!注意点をまとめた「ハンドブック」を全警察官に配布!(imedi)