日々のカウンセリングで、「自分がネガティブだと、子どもにもそれが伝わっていくのでは?」というお悩みを伺うことがよくあります。

たしかに、子どもと過ごす時間が長いママは、自分のポジティブ度やネガティブ度が、育児にどう影響していくのか気になるもの。

今日は、子どものココロ専門の育児相談室『ポジカフェ』を主宰する筆者が、ママの思考スタイルがどのようにしてできあがり、それが育児で子どもにどう影響していくかについてお伝えしていきます。



■「マイナス思考」ってどうして生まれる?

そもそも、プラス思考やマイナス思考ってどこから来ると思いますか? 今、置かれている環境のせい?  いえ、違います。

もしそうであれば、同じ環境に置かれたら、だれもが同じように感じるはずですが、実際にはそうではありません。ならば、生まれつき? いえ、思考スタイルは生まれつき決まっているものではありません。

今の心理学で分かっているのは、生まれ持った気質として備わっている部分が約半分、残りの半分は、生まれてからの日々のコミュニケーションを通じ、形成されていくということ。

そして、小学校低学年くらいまでに、その子の思考スタイルがほぼ固まるとされています。その時期と言えば、圧倒的に家族で過ごす時間が多い年ごろ。

よって、必然的に、親子、特に“母子のコミュニケーション”が子どもの思考スタイル形成のカギを握ると言われています。



■ママのイライラ育児がもたらす影響

つまり、ママが日々、マイナス思考ベースで我が子に話しかけたり、リアクションしたりしていると、子どもたちはその考え方を“当たり前”と思い、そのまま自分のものとして取り込んでいく傾向があります。

ママのマイナス思考は、自分がイライラしたり、不安になったりするだけでなく、我が子の“物事の捉え方”にまで影響を及ぼしてしまいかねないのです。



■マイナス思考をなくすために毎日心がけたい3つのこと

そもそも、筆者が“プラス思考育児メソッド”を広める活動をしているのは、この負の連鎖をストップしたいからなのです。

ママがポジティブ発想を学び、それを子どもに伝えていく。それにより、ママのイライラや不安感が抑えられるだけでなく、子どもの思考スタイル形成にポジティブな影響を及ぼすことができるからです。

もし今、「マイナスな自分から脱却したい」と感じていたら、ぜひ次のことをトライしてみてください。

(1)悪いことが起こったときは、その問題解決にだけに集中する。

プラス思考とマイナス思考の決定的な違いは、悪いことが起こったときの対処法にあります。1つ悪いことが起こると、他のこともうまくいかない気がしてしまうのは、典型的なマイナス思考なので、目の前の対処だけに集中するように意識しましょう。

(2)「Must(○○しなくちゃだめ)」「Should(○○すべきだ)」をママ自身、子ども、そしてパパに向けないようにする。

これらのフレーズは、自分がOKと思える範囲が極端に狭いため、結果的に自分を苦しめることになります。心理学でもストレスの主因とされている言い回しです。

(3)その代わりに、「Better(○○してくれたら嬉しいな)」「Best(○○だったら理想的)」を意識的に使う。

これらのフレーズだと、自分も相手も追い込まずに済むので、お互い気持ちよく力を発揮できます。柔らかい言葉ながら、人をやる気にさせる強いパワーを秘めています。



いかがでしたか?

私たちママ世代の思考スタイルは、もうかれこれ数十年前に出来上がったもの。なので、どんなにネガティブでイヤだなと思っていても、使い慣れているので、意識しないとお馴染みのパターンに戻ってしまいます。

しかし、意識さえすれば、だれでも何歳からでもポジティブ化していくことが可能です! ぜひお試しください。



引用元:
マイナス思考なイライラ育児を「ポジティブ育児」にする!心理学的メソッド3つ(It Mama)