おたふく風邪(流行性耳下腺炎)が今年に入り、4年半ぶりに全国的な流行の兆しを見せていることが、国立感染症研究所のまとめでわかった。まとめによると、今月4〜10日に、全国約3000の小児科から報告のあった患者数は3771人で、1か所当たり1・2人となった。1か所あたり1・0人を超えるのは、2011年7月以来。



 1か所当たりの患者数が多い都道府県は、佐賀(5人)、宮崎(4・23人)、石川(3・31人)で、各県とも流行注意報を発令した。福岡は2・46人だった。

 おたふく風邪はムンプスウイルスの感染で起きる。2〜3週間の潜伏期間後、耳の下が腫れ、発熱する。通常は1〜2週間で治るが、無菌性髄膜炎や脳炎などを引き起こすことがあり、0・1〜1%の確率で難聴になる


引用元:
おたふく風邪流行兆し、佐賀・宮崎で注意報(読売新聞)