昨年、千葉県内の定点医療機関から報告された伝染性紅斑(リンゴ病)の患者数が5332人と、過去10年で最も多かったことが、県のまとめでわかった。今年も流行が続く可能性があることから、県は注意を呼びかけている。

 県疾病対策課によると、ここ数年の報告数は2012年が717人、13年が474人、14年が1721人で、昨年は大幅に多かった。

 また、最新の1週間(4〜10日)の報告数も124人と、昨年の同時期と比べ多い状態が続く。患者は10歳未満の子どもが多くを占め、保健所別では印旛、習志野、千葉で多い。

 リンゴ病はせきやくしゃみなどの飛沫(ひまつ)や接触により感染する。軽いかぜの症状と、ほおや手足などに赤い発疹が現れる。治療法やワクチンはなく、多くは自然に治るが、妊婦が感染すると、流産する場合もある。

 くろさきこどもクリニック(千葉市稲毛区)の黒崎知道院長は「手洗いやマスクの着用を心がけて、妊婦の人は特に注意してほしい」と話す。

 一方、昨年の県内のはしか(麻疹)の患者数は、全数を報告するようになった08年以降、初めて0人だった。はしかは07〜08年に10〜20代の若い世代を中心に全国で大流行したが、その後患者は減少し、昨年3月には世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局から日本国内で「排除状態」にあると認定された。

 県内でも08年は1071人の患者が報告されたが、11〜14年は20〜30人で推移していた。県の担当者は「予防接種や啓発などの取り組みの効果が表れている」としている。



引用元:
リンゴ病患者、昨年は過去10年で最多 千葉県(朝日新聞‎)