静岡厚生病院(静岡市葵区)が4月以降の分娩(ぶんべん)の受け入れを休止することが12日、分かった。産婦人科医の退職などで、十分な診療態勢が取れない可能性があるため。同病院は同日までにホームページに「分娩の一時休止」の告知を掲出した。4月から9月までに分娩予約していた53人については近隣病院へ受け入れを依頼している。
 同病院によると、これまで産婦人科は常勤医3人、非常勤医1人の態勢だった。常勤医のうち1人が先月末で退職、1人が今後休職が見込まれ、「分娩の安全性を確保できない」として一時休止を決めた。今月、非常勤医1人を新たに迎え、検診や婦人科の外来などは継続する。
 再開のめどは立っていない。同病院は「医師を充足するために努力する」としている。

引用元:
静岡厚生病院、分娩「一時休止」へ 医師が不足 4月から(アットエス)