出産後に、育児への不安や家族の援助が難しい母子が医療機関に泊まり、助産師らのサポートを受ける宿泊型産後ケアの支援事業が、県内の自治体でも広がり始めている。浦安、君津、我孫子の三市がすでに実施しており、松戸市も一月から始めた。利用者の費用負担を抑えて、母親の不安を和らげ、健やかな育児をしてもらう。
松戸市では、市内に住民票のある母親と原則生後四カ月未満の乳児が対象。乳児の健康状態の観察ポイントや授乳、湯あみ、夜泣きなどの育児の指導・助言、母親の心身の健康管理や生活面のアドバイス、育児の悩みごとの相談や関係情報の提供などをする。
宿泊するのは千葉西総合病院(同市)で、利用料は一泊二日で六千円。同病院を同じ条件で直接利用した場合は二万二千円で、差額を市が負担する。利用は原則七日以内。一日延長ごとに三千円必要。最初の一泊二日は、住民税非課税世帯は三千円、生活保護世帯では無料で利用できる。
浦安は初産、君津は原則生後半年未満、我孫子は同二カ月未満と対象は異なるが、制度や費用負担はほぼ同じ。昨年四月に始めた我孫子では七月までの四カ月間で八人が利用。手続きなどを通じて母親が気軽に相談できる関係を築くのも目的で、各市は利用を呼びかけている。 (飯田克志)
引用元:
広がる「お泊まり産後ケア」 浦安など3市先行 松戸も今月から(東京新聞)