1歳代のお子さんを持つママが悩むのが食べこぼしによる汚れ。9ヶ月前後から赤ちゃんは手で食べ物を掴んで自分で口に運ぶことができるようになります。

自分でやりたい気持ちがありながらも、まだまだうまく食べられないのが1歳児。悲惨な状態の食卓に毎日頭を悩ませているママも多いのではないでしょうか。

しかし、手づかみ食べは子どもの発達に欠かせないだけでなく、その後スプーンやお箸を使えるようになるためにも必要なステップ。

今回は、幼児食アドバイザーで1歳児ママの筆者が、“手づかみ食べの大切さと、手づかみ食べ用の簡単幼児食レシピ”をご紹介します!



■手づかみ食べは、「食べたい!」のサイン

最近は、「手づかみ食べは食卓が汚れるからなるべくさせたくない」というママも多く、離乳食の後期になってもママが全て食べさせてあげるというケースも多いと聞きます。

しかし、これを続けてしまうと赤ちゃんがご飯を触りたがらなくなってしまったり、いつまでも手づかみ食べの先にあるスプーンやお箸を自分で使えるようにならないために、幼児食の時期になってもママが苦労するという結果を招く危険性があります。

赤ちゃんの時は食べ物に限らずなんでも舐めて確かめていましたが、1歳代になるとくちびるだけでなく指先でも色々なものを感知できるようになります。

手づかみ食べをすることで、食べ物の温度や感触を確かめ、どれくらいの量なら自分が一口で食べられるのかなどを徐々に学習していくのです。目と手と口がうまく連携できるようになるためには、この手づかみ食べの過程が必要不可欠。

また、食べる意欲がなかなか無いという場合も、手づかみ食べを十分にさせていないことが原因かもしれません。

「自分で食べられた!」という成功体験の積み重ねが、子どもに食事の楽しさを教えてくれるのです。食卓を汚されるのが嫌でも、手づかみ食べのステップは大切にしたいですね。

■手づかみ食べにおすすめのメニューレシピ

手づかみ食べをするための食事を作る際に大切なポイントは、”子どもが掴みやすい形”と”適度なかたさ”です。柔らかすぎたり、汁気が多すぎると掴むことができません。

なお、一食の中で全てを手づかみ食べメニューにしようとすると大変なので、どれか一つだけを手づかみ用にすると決めれば気持ちがラクになりますよ。

では、時間がないときでも20分以内で作れちゃう手づかみ食べにオススメの簡単メニューとレシピをご紹介します。

(1)主食編

●一口サイズのミニミニおにぎり

【作り方】

好きな具材を混ぜたご飯をサランラップで一口サイズに丸めて、1センチ角にちぎった海苔を貼るだけ!

●モロヘイヤとバナナの蒸しパン

【作り方】

モロヘイヤの葉の部分と、牛乳(50cc)をブレンダーで攪拌し、振るった小麦粉(80g)とベーキングパウダー(小さじ1)と合わせてよく混ぜ合わせる。バナナのみじん切りを加えてカップに移し、蒸し器で10〜15分程度蒸す。

(2)おかず編

●具だくさん豆腐ハンバーグ

【作り方】

ひき肉(200g)、豆腐(70〜80g)、卵(大さじ2)、パン粉(小さじ1)、みそ(小さじ1)、塩(少々)に、ひじき、茹で人参、コーン、など好きな具材を混ぜて丸め、フライパンで焼く。

●れんこんポテトバーグ

【作り方】

れんこん(5センチ程度)、茹でたじゃがいも(1個)、片栗粉(小さじ2)をブレンダーで混ぜ合わせ、塩や味噌で味付けをして丸め、フライパンで焼く。茹でた人参やほうれん草なども入れると具だくさんになってオススメ。

時短のために、茹で野菜は小分けにしてストックし、適宜ハンバーグやおにぎりの具材として使えるようにしておきましょう。



いかがでしたか?

手づかみ食べメニューは作り置きしておくと、おでかけ時のお弁当づくりにも便利。

外出先ではなるべく汚されたくないですし、ママもご飯を楽しみたいので、なるべく子どもが自分で食べてくれるメニューがオススメ。手づかみ食べメニューはうってつけです。

子どもが大人と同じように上手に食べられるようになるには時間がかかりますが、楽しみながら子どもの成長を見守っていけるといいですね!



引用元:
【ママの時短術】「手づかみ食べ」に!20分以内で作れる幼児食メニュー4つ(It Mama)