エストロゲンも高いと子宮筋腫発症リスクはさらに増加

米国内分泌学会(ENDO)は12月15日、テストステロンとエストロゲンのレベルが共に高い女性では、子宮筋腫を発症するリスクが両ホルモンレベルの低い女性よりも高いことを示す研究結果を紹介した。Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism誌に掲載。

 米国では4人に3人が50歳までに子宮筋腫を発症しており、アフリカ系米国人や肥満女性の発症リスクは高い。子宮筋腫は不正出血、骨盤痛、反復流産などの原因になっている可能性がある。第一治療選択肢は子宮摘出で、ほかの治療オプションは現在のところほとんどない。

 研究ではStudy of Women’s Health around the Nation(全国女性の健康調査)の参加者3240人を対象に、13年にわたりホルモンレベルと子宮筋腫発症率について調査。年1回採血してエストロゲンとアンドロゲンを測定し、子宮筋腫の診断や治療の有無について確認した。

 その結果、初期登録者のうち43.6%が追跡調査を完了。うち512人が子宮筋腫を単回発症し、478人が再発した。また、血中テストステロンレベルの高い女性は低い女性に比べて子宮筋腫単回発症率が1.33倍高く、テストステロンとエストロゲンが共に高い女性の発症リスクはさらに高かった。また、両ホルモンレベルの高い女性は、単回発症率は高かったが再発率は低かった。

 研究著者のJennifer S. Lee氏は、「これまでテストステロンは子宮筋腫のリスク因子と考えられていなかったため、子宮筋腫の発症機序や治療方法に関する新たな調査のきっかけとなる」と期待感を示している。


引用元:
子宮筋腫発症、高テストステロンで増【米国内分泌学会】 (m3.com)