佐賀市は新年度から、35歳未満の不妊治療者への助成を拡充する。若年者は治療効果が高い一方、経済的理由で治療に踏み切れない状況があると判断し、助成増額で治療を後押しする。新制度では現行10万円から最大20万円に増える。当初予算案に関連事業費3300万円を計上する。市によると、年齢によって増額する助成制度は県内で初めて。

 佐賀市の現制度は、体外受精、顕微授精、人工授精の不妊治療に対し、年10万円を助成している。補助は最長5年間受けられる。新年度は現制度に加え、治療費が高額な体外受精や顕微授精を受ける場合、5万円を上乗せし、35歳未満の女性はさらに5万円補助する。上乗せはともに初年度に限る。国と県の不妊治療補助制度(最大25万円)とも併用できる(一部上限あり)。

 市によると、治療費は人工授精は2万5000円、体外受精は40万円、顕微授精は50万円ほどかかる。現行制度の利用実績は2014年度が277件だった。このうち35歳未満は118件、35歳以上は159件だった。一方、助成を受けた治療による妊娠率は35歳未満が44・8%、35歳以上は24・1%だった。

 補助を受けるには、夫婦の年間所得が730万円未満などの要件がある。市健康づくり課は「助成を上乗せすることで、効果が高い早期の治療につなげられれば」と話す。



引用元:
佐賀市、不妊治療助成35歳未満増額(佐賀新聞‎)